- Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003202098
作品紹介・あらすじ
三蔵の凶星はいまだ消えず.鎮海禅林寺でわずらいつくと,すっかり気弱になり,唐の天子に遺言を書く始末.またも弟子たちに手をひかれ,ようようたどりついた先は滅法国.そこでは和尚一万人を殺すという国王の願掛けが,あと四人でめでたく満願になるところ.一行は頭巾であたまをつつみ,長持にもぐりむ.改版.(全十冊)
感想・レビュー・書評
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天竺までもう少しなのに、相変わらず妖魔が襲い掛かる。この巻で特に面白かったのは、王のふとした行動から、仏様の怒りを買い、罰として3年間、雨が降らなくなった国のお話でした。悟空が仏様たちに掛け合い、救ってあげるお話。妖魔を退治する話の合間に、こういうちょっと変わったエピソードがあるのがまた楽しい。
次が最終巻か。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅の期間はこの巻で14年。三蔵法師は40代?それにしても師匠と弟子のご一行には過ぎ去りし年月が感じられないのである。相変わらず三蔵法師がさらわれる場面が多い。いずれも彼が一人ぼっちになったときに起きている。反省がないなあ。さあ、次回はいよいよ最終巻!
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旧訳版。
この巻は、化け物を調伏できんくて困って援軍を求める、みたいなのがあんまりなくて、悟空らが自分たちだけの力で乗り切ってる回が多くて読んでてスカッとする。
なた太子(変換めんどくさい)の出生の秘密や、悟空と八戒と悟浄の空中妙技も見所だぞ! -
そろそろネタ切れですね^^;
次冊で最後、いよいよ到着。
結末を知らないので楽しみだ。 -
女妖だけでなく、菩薩が飼っている獅子が逃げ出したという設定がある。国王が仏を粗末にしたために日照りがあったという設定は珍しい。
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作者が代わっているので、細かい違いが気になります。
この巻に限った話ではないけれど。
この巻で言うなら、那托親子が悟空に協力的じやないところがちょっとがっかり。
仲良く手助けしてくれている方が嬉しい。
親子の仲も、その方が良さそうに見えるし。
言葉遊びのようなものも多くて、訳すのにそんなところまで
考えなければいけないのかと思うと、凄いなと思う。なんて奥が深い。
つっこみどころも満載ですけども。
世間でよく知られている、他のアニメなんかでモチーフにされていることって
本当にほんの、途中の一部なのだなとよく分かりました。
牛魔王とか芭蕉扇とか、この物語の中で特に強い敵や武器というわけでもないんだよね。 -
ようやく天竺に!でも天竺=お経じゃないのね。天竺の中にたくさん街やら山やらがあるわけね。おk把握。いよいよ八戒が可愛いです。この巻には完全に脇役扱いな悟浄のレアな戦闘シーンも収録されてて、マニア垂涎。これっぽっちじゃ物足りない!と言う悟浄ファンには、中島敦「悟浄嘆異・悟浄出世」がお勧め。