本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003221211
感想・レビュー・書評
-
18世紀中旬、アイルランド出身の田舎牧師が突如出版したパロディ小説。あらすじとしては紳士トリストラムの自伝的小説となるのだが、それを彼が受精される所から始めるという無茶っぷり。その後も話は進むかと思えば脱線を繰り返し、上巻の終盤、全9巻中3巻に入ってやっと誕生するという有様。他にも真っ黒に塗りつぶされただけの頁やポロックばりの墨流し模様の頁、3巻で突如自序が挿入されたりと突っ込み所は数知れず。これは本文にある「読書の生命、真髄は、脱線です」の言葉通り、私を語れば語る程解体されていくメタ私小説なのだろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レヴュは下巻にて
-
中下巻も読んだら感想書きます。
-
主人公が精子だった時点から始まる語りに笑いました。18世紀に書かれた文章に笑わされるってすごい。