- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003225431
感想・レビュー・書評
-
読書は知的楽しみのためであるどし、西洋文学の名作を軽妙に紹介している。はしがきの読書論、イギリス文学の章の「読書の楽しみ」など頷くことが多い。
やはり読むのは楽しくなくては。
そしてこの本自体が楽しい。私もこう本を案内できればと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
原著は1940年発刊。解説を含む3つの付属文書がつく。アメリカですら新しい国であった時代の欧米文学の読書案内。しかし、色はあせていない。モームの歯に衣を着せない物言いに沿って、再読したい気持ちに駆られる。
味読こそ読書。であることを再確認した。
筆致は軽く、案内として読みやすい。 -
ウィリアム・サマセット・モームさんが1940年に出版したエッセー。
当時でもいわゆる古典と言われる文学作品を含めて地域別に作家と作品を紹介している。イギリス文学、ヨーロッパ文学、アメリカ文学の3つ。
コンパクトで読みやすい読書案内となっている。ここに紹介されている作品は、読んでおきたいと思う。本書に登場する作品は、現在でも名のしれている作品がほとんどである。ロングセラーであり名作である証であろう。 -
紹介する本を選ぶ基準が、楽しく読めること、ってのがいい。さすがに、つまらない部分は飛ばしてしまえばいい、は少し乱暴かなとも思うけど。古典を読みたくなること間違いなし。
-
モームでもドストエフスキーはしんどいらしい
-
モームが推薦する文学作品
-
ぶった切ったりですな
ーーーーー
世界文学の厖大な宝庫を前にして途方にくれる読者のために,モームが書いたやさしい読書の手引き.「読書は楽しみのためでなければならぬ」また,「文学はどこまでも芸術である」といった自由な見方によって数々の世界の名作が案内される. -
読書は楽しむためのものである。最良の批評家は自分自身である。もちろん、この読書案内も当てはまる。そんな風に書いてしまうモームの率直さがとても好きだ。スウィフトは夏目漱石も薦めていて、作家が認める優れた作家なのかなと感じた。