- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003240519
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
(2003.07.10読了)(2003.03.22購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、ゲーテ(1749‐1832)が味わった若き日の情感と陶酔、不安と絶望が類いまれな抒情の言葉をもって吐露されている。晩年、詩人は「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と語った。
☆ゲーテの本(既読)
「若きヴェールテルの悩み」ゲーテ著・佐藤通次訳、角川文庫、1950.08.15
「ヘルマンとドロテーア」ゲーテ著・国松孝二訳、新潮文庫、1952.01.15
「ゲーテ格言集」ゲーテ著・高橋健二訳、新潮文庫、1952.06.25
「イタリア紀行(上)」ゲーテ著・相良守峯訳、岩波文庫、1942.06.01
「イタリア紀行(中)」ゲーテ著・相良守峯訳、岩波文庫、1942.06.01
「イタリア紀行(下)」ゲーテ著・相良守峯訳、岩波文庫、1942.06.25
「ファウスト(一)」ゲーテ著・高橋義孝訳、新潮文庫、1967.11.25
「ファウスト(二)」ゲーテ著・高橋義孝訳、新潮文庫、1968.02.25 -
花や木や空など、自然に対する描写がきれい。
最後、すぐに死にきれなかったことが、惨めで悲しい。そんなのってない。 -
主人公の持つエネルギーに圧倒された。
-
許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する・・・生きることの意味とは?
-
あつい笑
あついやつだな、ゲーテ…笑
彼の、官僚制や階級制度をはじめとした社会の拘束性、理性第一主義、などに対する卑下ともいえるような嫌悪を惜しげもなく発揮した作品だったと思う。
私としては、ロッテのどっちつかずな態度が…魔性の女だなって。 -
私はまだよく分からなかった。時がたち、もう一度読みたい。太宰治の「人間失格」になんか似てる。
-
惚れ込み、傾倒、報われず、想い破れ、最後には絶望が眩しい。
時には嫉妬し、それでもなお直向に愛を抱え続けるウェルテルの様が、心を掻き毟られ本当に苦しい。どうしようもない、では片付けられない。只々辛い。
前半の浮かれ具合も、後半のやるせなさも。
一度でも失恋したことがあれば感情移入しちゃうはず。
イタイイタイ、もう読まない畜生。