ヘルダーリン詩集 (岩波文庫 赤 411-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003241134

感想・レビュー・書評

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  • わたしはハイデガーの倫理学に関する着想にとても興味があった。その着想では「故郷」というワードが提出されていた。その過程で、彼はヘルダーリンの詩『帰郷』を挙げていた。そこで図書館でこの詩集を手に取った。以上がヘルダーリン詩集を読むに至った経緯である。
    『帰郷』ももちろんよかったのだが、特に『平和の祭』がよかった。
    このように、きっかけとは違う結末。このような裏切りが起こり得る、すなわち “出会い”がある本であることは確かである。

  • ヘルダーリンと言えば、「憧れ」! *^^*

    東京育ちの人にはピンと来ないかもしれませんが、
    インターネットのなかった時代、
    地方の子どもに世界は実感しにくいものでした。
    ずっとずっと遠いところに、自分と違う人達が
    暮らしている世界がある。
    そういうことを本当に実感したのが
    ドイツ語購読で「ヒュペーリオン」に触れたときでした。
    いやあ〜我ながら、若かったなあ ^^;

    翻訳者の解題・解説が手厚いです。
    昔の角川文庫にはなかったぞ・・・

    今読むと、若者の感じる「老い」のなんと甘美なこと。


    いざ来たれ甘い眠りよ!心は多くを望みすぎる。
    しかしいつかは燃え尽きる
    休みなく夢想に耽る若さとて。
    やがて来る老いは 平和で晴れやかだ。
    −夕べの幻想 最終連−

  • 吉本隆明:詩の原理より
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