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- Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003246115
作品紹介・あらすじ
ヨーロッパの代表的な蝶や蛾を素材に、その美しさ、生態、さらにはそれらにまつわる神話・伝説等を詩情あふれる文章で描いた博物誌。ドイツの作家シュナックが、人生に幸せと喜びを与えてくれた蝶・蛾への感謝をささげるために書いた書物で、蝶の生活を通して、自然の豊かさ、魅力をたっぷり教えてくれる。挿絵多数。
感想・レビュー・書評
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真面目に博物誌かなと思って図鑑気分で読み始めたんですが、確かに詳細な生態観察とかもあるんですけど、どちらかというと「散文詩」といったほうがこれは正解かもしれない…。ていうかね、もうね、いっそ変態?(笑)くらいの勢いで、作者は本当に「蝶」が好きなんですね。なんかこう想像というか妄想というか語りかけみたいになっちゃってて、ああ、マニアってこうだなって(笑)なんだか微笑ましいくらいでした。純粋に博物誌としても面白かったです。
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文明社会は、蝶好きが否かを問わず、あらゆる人びとを巻き込んで、頭の中から自然の実感を消してしまう。あとに残るものは、五十億はあろうという、人間のみである。
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蝶に関する蘊蓄や物語の本。幻想的で詩的な雰囲気。蝶に対する作者の愛が伝わってきます。
『無責任三国志』1巻にイツマの愛読書として登場する本。
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