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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003270325
作品紹介・あらすじ
コーヒーがヨーロッパで広く飲まれるようになった十八世紀中葉の風俗を活写し、賭博屋の主人、偽伯爵、給仕頭など、人間類型として特徴的な登場人物の会話の応酬が面白い「珈琲店」と、傷つけ合う恋人同士を描いた「恋人たち」。十八世紀ヴェネツィアの喜劇二篇。
感想・レビュー・書評
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久々こういった喜劇作品を読んだ。ゴルドーニを読んだのは初めて…のはず。正直なところ自分で読んでいてもどかしい!と思う所がいくつもあったので、何がどうこうよかったというのは今は言うことができない。訳者解説にあった「三一致の法則」を心に留めておきたい。
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2作ともテンポが軽快で楽しめる喜劇だが、個人的には少し登場人物のアクが強すぎ、後味の悪ささえ与えているように感じた。「珈琲店」では賭博に溺れる人間の愚かさ加減はあきれを通り越して怒りを感じるほどだし、「恋人たち」の痴話げんかには辟易させられる。
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