人間: シンボルを操るもの (岩波文庫 青 673-5)

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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003367353

作品紹介・あらすじ

大著『シンボル形式の哲学』から25年、アメリカに在って新しい知的刺激を得ながら、その成果をとり入れて本書は書かれた。学説の長々しい議論を避け、心理学、存在論、認識論の問題を明瞭簡潔に論じ、神話と宗教、言語と芸術、科学と歴史を俎上にのせて、自己解放の過程としての人間文化を総合的に分析する。

感想・レビュー・書評

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  • 人間ーシンボルを操る者

  • 難解。
    学生時代に年上の同級生Kさんから「あたまがすっきりするよ」と勧められた本。多分一時代を画した名著なのだろう。Kさん亡き後ようやく着手し読了。あと4,5回読まないと理解できないかな。翻訳は宮城音弥。
    読んだのは単行本だが、見つからないのでこちらで登録。

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著者プロフィール

(Ernst Cassirer)
ドイツの哲学者。1874年ブレスラウ(現ポーランド)に生まれる。H.コーヘンに学び、マールブルク学派の一員として研究生活を始める。近代哲学と科学の関係を歴史的・論理的に考察した『近代の哲学と科学における認識の問題』(1906–20)で広く知られるようになり、『実体概念と関数概念』(1910)で科学における概念形成の変遷を論じる。また、ヴァールブルク文庫の、民族学・言語学・比較神話学・比較宗教学の膨大な資料に触れ、しだいにカント主義の枠を脱し『シンボル形式の哲学』(1925–29)という文化一般の体系的哲学を構築する。1929年ハンブルク大学総長に就任するが、33年ナチスの台頭とともに亡命を余儀なくされ、オックスフォード大学、ついでスウェーデンのイェーテボリ大学教授を経て、1941年アメリカのイェール大学に招聘されるなど活躍したが、1945年急逝した。

「2017年 『シンボル・技術・言語 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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