共同存在の現象学 (岩波文庫 青 693-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (511ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003369319

作品紹介・あらすじ

"互いに共に在ること"は、人間の基礎的な構造である。"私"はつねに"きみ"に対して存在し、"私"を根底から規定するのは"きみ"である。師ハイデガーの問題圏を引き継いで、"共同相互存在"のあり方と日常の生のかたちを濃やかに分析する、日本でも教鞭を執ったユダヤ系哲学者(1897‐1973)の独創的な思考。

感想・レビュー・書評

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  • ハイデガーとの違いがある。

  • 人格、人称、共同世界、自由の問題を「私-きみ」の関係それ自身から考察。まだいろんな主題が手付かずのまま未成熟な形で転がっているけれど、読み応えがあった。

  • 1ページの密度が濃くてミッチリ詰まってる感じ。
    私という存在は私以外の存在がある事で存在する事ができる、という事?
    読み途中。

    基礎知識なしで読み始めたので、副読本が欲しくなる。

  • 途中ですが、なかなかです。

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著者プロフィール

(Karl Löwith)
1897年、ミュンヘン生まれ。第一次世界大戦に従軍し、大けがを負いイタリア軍の捕虜となる。戦後1917年からミュンヘン大学で生物学と哲学を専攻。1919年フライブルク大学に移り、シュペーマン、フッサール、ハイデガーに学ぶ。ハイデガーの最初期の弟子の一人で、1928年ハイデガーのもとで教授資格を得る。その後、マールブルク大学で私講師。1934年ナチドイツを逃れてローマに滞在するが、1936年ナチの影響を避け、ハイデガーの推薦で仙台の東北帝国大学で教えることとなる。1941年三国同盟の日本からアメリカに亡命。1952年から1964年までハイデルベルク大学教授。1973年死去。その哲学的生涯は、常にハイデガーとの関係を抜きには語ることはできず、ハイデガー批判者であり、また、歴史に定位する思惟を批判し続けた。主著は、『ヘーゲルからニーチェへ』、『ニーチェの哲学』、『ハイデガー──乏しき時代の思索者』など。

「2019年 『ハイデガー=レーヴィット往復書簡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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