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- Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003415214
作品紹介・あらすじ
戦後日本の社会科学に大きな影響を与えた経済史家・大塚久雄(1907-1996)。その研究は、西欧における資本主義の発生過程とその精神的基盤の解明をめざすとともに、日本社会の近代化の条件を探ろうとするものだった。生産力論、民富論、人間類型論、国民経済論、途上国近代化論のテーマ別に主要論考を精選する。
感想・レビュー・書評
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マックスウェーバーの思想をベースに、資本主義社会を分析する。資本主義が発生した要因として、旧来の価値観を否定したエートス、すなわちプロテスタンティズムだと考える。これが自由主義や合理主義を促したが、その一方で旧来存在した中間層を分解を促し、結果的に資本家(企業家)と賃金労働者の二つに分かれた。また本書では、議会制民主主義についても語り、これはその国における経済事情と密接に関係すると著者は指摘した。
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332.06||Ot
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