グラン・モーヌ (岩波文庫 赤 N 502-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003750124

作品紹介・あらすじ

冬のある日曜の暮れ方、15歳の私の前に現われた背の高い少年。やがて皆からグラン・モーヌと呼ばれるようになったかれは、運命的な彷徨のすえに、不思議な屋敷で美しい令嬢イヴォンヌと出会うが、それは長い探索の旅のはじまりでもあった。

感想・レビュー・書評

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  • アラン・フルニエの青春小説ですね。
    若い時には何かにつけてあれこれと探索したり、悩み、出会いそして冒険をしたくなるものですが、そんな青春の彷徨物語です。
    とても読みやすくロマンにも溢れ、ユーモアと自由を愛する冒険心に突き動かせる危なさもありますが、青春時代を描いた傑作ですね。文章に幼さがありますが訳者さんがホローしているので楽しく読み進めました。

  • あんまり面白くなかった。何より訳がひどかった。

  • 少年時代の冒険はまだまだ続く。

    モーヌの一匹狼的な佇まい律義さと語り手フランソワのやさしさ、イヴォンヌの美しさが伝わってくる。

    なぜ旅を続けるのか。理由はしっかりとあった。

  • ◇夭折の作家アラン=フルニエによる青春小説の傑作。

  • 「そして僕、この1日をすっかりむだにしてしまった僕に、明日を呼ぶ権利なんてものが、いったいあるのだろうか?」

    『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』において、エーコがお勧めしていた一冊。
    アラン=フルニエの生涯ただ一冊の作品。彼自身の悲哀に満ちた恋愛とそれに伴う苦悩を、まるで自分の死を予言していたかのように(と自分は思う)、克明に記している。

    村上春樹以上に救いどころがない青春物語。

  • 恋愛あり、冒険あり、ほろりと涙を流せる物語。
    青春を懐かしく思う大人たちへ勧めたい。

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