何が私をこうさせたか――獄中手記 (岩波文庫)

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著者 : 金子文子
  • 岩波書店 (2017年12月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003812310

作品紹介

関東大震災後、朝鮮人の恋人と共に検束、大逆罪で死刑宣告された金子文子(一九〇三‐二六)。無籍者として育ち、周囲の大人に虐げられ続けながらも、どん底の体験から社会を捉え、「私自身」を生き続けた迫力の自伝を残す。天皇の名による恩赦を受けず、獄中で縊死。

何が私をこうさせたか――獄中手記 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 289.1||Ka

  • ぐいぐいと引き込まれていった。
    今自分のもっている「言葉」や「枠組み」では何とも捉えようの出来ない、そういうザラつきが読後も、体を占拠している。

    金子文子というひとりの「身体」が出会った人々、出来事、そこに潜在する人間社会や歴史の「不義」「不条理」を我々は「見る」わけだが、しかし逆にそうした「人間社会」や「歴史」の「不義」「不条理」を構成する一成員としての「みずから」を「見られる」、そういう反転の起こる作品であった
    ------------
    引用

    間もなく私は、この世から私の存在をかき消されるであろう。しかし一切の現象は現象としては滅しても永遠の実在の中に存続するものと私は思っている。

  • 恩赦を受けないって、、、凄いわ

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    関東大震災後,朝鮮人朴烈と共に検束,大逆罪で死刑宣告された金子文子(1903―26).その獄中手記には,無籍者としての生い立ち,身勝手な両親や,植民地朝鮮で祖母らに受けた虐待が率直に綴られる一方,どんなに虐げられても,「私自身を生きる」ことをあきらめなかった一人の女性の姿がある.天皇の名による恩赦を受けず,獄中で縊死.23歳.(解説=山田昭次)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b330651.html

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