知識人と政治――ドイツ・一九一四~一九三三 (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004100188

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  • この本を手に取った目的は、政治が激動の時代に知識人が何をすべきか、という問いに答える手がかりを得ることだった。
    本書は一次大戦からワイマール共和国がナチズムに崩されるまでの時代に、トマス・マンとマックス・ウェーバーを中心としたドイツ知識人たちが考えたことを追うものだが、僕の目からは安倍政権の暴走に対して知識人がどうあらがうべきか考える一冊となるように思えた。

    僕らは未来を事前に知ることができない。だから、現在の政治の動きが何を帰結するのか正確に予測することができない。
    どこまで行ったら警鐘を鳴らすべきなのか、何を見て危険を察知すべきなのか。

    自分たちには、大衆には無い洞察や表現を備えた知識人として、未来を見据えて警鐘を鳴らす義務があると思う。
    それを考える上で、特に中盤のウェーバーの章、或いは彼が学生たちに渇を入れた演説『職業としての政治』は読むべきかもしれない。

  • 第一次大戦期からワイマル期におけるドイツの知識人が、政治に対していかなる態度をとったのかについて、ウェーバーやトーマス・マン、ユンガーやトゥホルスキーといった面々の思想を分析することによって明らかにしようとした著作。当時のドイツにおける思想空間を明らかにしていて、非常に参考になる。

  • トマス・マン、マックス・ヴェーバーを中心に第一次世界大戦からワイマール時代までのドイツの知識人の思想について知るには良い本だと思います。

  • [ 内容 ]
    第一次世界大戦は、西欧の知識人にとって最初ののっぴきならぬ政治体験であった。
    ワイマール時代にも、戦後体験の受け止め方が知識人のさまざまなあり方を規定した。
    左右両翼知識人の活動を描き、その間にあって独自の道を歩んだトーマス・マン,E.ユンガー、M.ウェーバーの政治姿勢を追跡することで、知識人と政治の問題を考える。

    [ 目次 ]


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