社会認識の歩み (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004110637

感想・レビュー・書評

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  • ダンテ 自分の責任において自分の行動を決めることを、人間の最低の条件として指ししましました。「自分を賭ける」という行為を一生のなかで一度もしたことのない人間を、彼は、地獄にも入れない人間として人間の外に放逐してしまったのであります。

    「軽蔑の対象とは、われわれが精神をそれに向かって集中しようとすればするだけ、精神がそれから遠ざかる、そういうものである」

    「あなたは幸せですね」と言われて始めて「私は幸せなのであった」と思い、、、

    p109凡そ 悟達 p117遵奉 p126 p128一物一価 p132 我利我利亡者 p158 煙に巻く ヴィルトゥ フォルトゥナ

    方法論 結節点 萌芽 不定時法 造反有理 端倪すべからざる 岡目八目 挙証責任の転換 アクシオム 唯名論 実念論 しんじつ【親昵】 天賦人権 せん蹄 

  • ホッブス、ルソーそしてアダム・スミスの天才3人による文献を下敷きにして現代社会の実相と問題点を鋭く暴き出している。この三人の文献を縦横無尽に比較対照しながらその天才性を表出させているのと同時に、冒頭の「三つの軸」をこの書によって実現させようとする意志の力というものが感じられる。この書の趣意としては社会科学を志す者への学問的態度に関するレクチャーであろうが、皮肉としてではない「善良なる市民」の在り方を説いていると捉えた。今から60年以上前に書かれた署ではあり、天才三人は300年前程に問題をあぶりだしているにもかかわらず、社会制度は発展してきているのであろうが、基層のところでは人間は進歩していないことがよくわかる。それがスミスの言うところの人間の特異性故なのかもしれないが、とするとキリスト教的意味合いではないところの「原罪」というものが形而上的な意味合いで存在するのかもしれない。とにかく、面白かった。

  • ゼミの輪読にて
    難しい…。機会を見て、再度読んでみたいところではある。

    1番の教訓は、『 賭け』をする存在であれというところか…。

  • 【電子ブックへのリンク先】※スマホ・読上版です!

    https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000085068

    ※学外から利用する場合は、「学認アカウントを・・・」をクリックし、所属機関に本学を選択してキャンパスIDでログインしてください。

  • 【由来】
    ・ダイヤモンド 片山

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 凡作

  • 思ったより読みやすい。
    というより、筆者が、読みやすいように書いてくれたという方が正しい。
    自分の教養の低さにショックを受けた。
    当然のものとして出される哲学史の内容がわからない。
    マルクス、マキャベリ、ホッブズ...の本を読んだのち、また読み返したい。

  • 学生時代の書き込みや、傍線を懐かしく読む。
    よく読んだね、この本。。。。
    というか学生じゃないと読めない気もします。

    社会人となった今となっては
    マキャベリ:「自分自身が感じた何かを大切にする」
    ホッブズ:「その何かを分析できる自分である」
    ルソーとスミス:「その自分自身や対象も、制度や歴史の産物であることを理解する」

    ぐらいで読んだことにしておこう。

  • ・マキャベリ 本の読み方(断片→体系)
    ・ホッブス 人の読み方
    ・スミスとルソー 比較読み、同時代人読み、探偵のように事件を探す

  •  確か入寮前の課題

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