白球礼讃―ベースボールよ永遠に (岩波新書)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004300649

作品紹介・あらすじ

暑い草いきれのなか、白球を追う。無心になってゲームをするときの幸福感-。草野球チームの監督兼3塁手としてプレーする詩人が、アメリカの野球殿堂を訪ね、チームの公認を得る。そこには元大リーガーも入団する。さらにグラヴやバットの職人を訪ねては、野球への情熱を聞く。ベースボールへの愛が一杯に詰まった一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705170

  • 8/18は古関裕而氏(NHK「エール」のモデル)の命日だそうです。高校野球といえば「栄冠は君に輝く」。

  • 正岡子規「筆まかせ」 「運動となるべき遊技」を順々にけなし、「ベースボールほど愉快にみちたる戦争は他になかるべし」という。 「戦争」と「愉快」との語のコントラストを味わうべきことばだろう。ベースボールという場所では、真剣味も遊びごころも、悲壮も陽気も、たくらみも無邪気も、ひとつの場所に融けあって豊かにひろがる。 世界と同じ深さとひろさをもつゲームだ。 世界の深まりとひろがりとたたかうゲームなのだ。 この本は、あちこちにあるあった草野球チームの任意の一草が語ったものにすぎない。だからこそ、同じ光りに打たれ、 同じ風ににそよぐ思いはたくさんあるだろう。

  • 全ての野球好きな人、野球が好きだったことがある人、野球の面白さがわからない人に読んでもらいたい本です。
    優れた詩人が野球に愛情を込めて書いたこの本を読むと、世に溢れるつまらないゴシップやゴミのような情報をソースに語られることの多い「野球談話」からは決して味わうことのできない、野球の魅力に気がつくことでしょう。

  • 草野球チームに入りたくなる。

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著者プロフィール

多摩美術大学教授

「2011年 『私と世界、世界の私』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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