マルチメディアと著作権 (岩波新書)

著者 : 中山信弘
  • 岩波書店 (1996年1月22日発売)
3.29
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  • 本棚登録 :102
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304265

作品紹介

インターネット、データベース、CD‐ROM、光ファイバー…。マルチメディアに関する様々な動きが、マスコミで報じられない日はない。現代社会に大きな変革を迫っているマルチメディアの発展のために、あるべき情報保護法制とはどのようなものか。その要諦である著作権を中心に解説しながら、将来を展望する。

マルチメディアと著作権 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • コンピュータの登場によってアナログだった情報がデジタル化され,情報の複製が容易となった.そして,インターネットの登場によりその複製された情報が容易に広まる現状にある.

    端的に思うことは,著作権法が制定された当時に想定されていた状況と現状はすでに乖離していること.そして,(JASRACが行っているのかな?)著作者への利益還元システムも旧態依然になってしまっているということだ.デジタル化やインターネットの利点を生かしきれていない.複製が容易だからそれを防ぐとかいう発想ではなくて,それはデジタル化のメリットでコストがほとんどかからないのだから,複製した情報が増えるに従って1つ1つの情報料を逓減させていく,というようなことをやってほしいよ.

    本書はとても整理されていて読みやすかった.良書.

  • (1998.07.11読了)(1997.07.05購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    インターネット、データベース、CD‐ROM、光ファイバー…。マルチメディアに関する様々な動きが、マスコミで報じられない日はない。現代社会に大きな変革を迫っているマルチメディアの発展のために、あるべき情報保護法制とはどのようなものか。その要諦である著作権を中心に解説しながら、将来を展望する。

    ☆関連図書(既読)
    「コンピュータ技術者になるには」宍戸周夫著、ぺりかん社、1997.06.10
    「ウィンテル神話の嘘」小林紀興著、カッパブックス、1997.09.30
    「消費者主権時代のコンピューティング」栗田昭平著、コンピュータ・エージ社、1998.01.26
    「インターネット自由自在」石田晴久著、岩波新書、1998.03.20
    「エンタープライズ・コンピューティング」宍戸周夫著、プレジデント社、1998.04.05
    「インターネットの大錯誤」岩谷宏著、ちくま新書、1998.04.20

  • 【資料ID】36442
    【分類】 021.2/N45

  • 「知的財産法」分野のうち「著作権法」に関する入門書。著作権を得意とする、権威の中山信弘先生によって書かれています。


    入門書としては最適だと思います。豊富な例とわかりやすい文章で、法律学に触れたことのない方でも著作権法が理解できると思います。

    ただ、一つの難点は、2012年という現在からみて少し古いことです。
    あくまで著作権をつかむための入門書であり、学術やビジネス等に用いるには最新の、もっと内容の厚い本が必要となります。

    逆にいうと、本書に書かれている未来予想的な内容は現在現実となっており、私はこれを読んで著者の先を見通す力に正直驚いております。

    内容が古い点を考慮しても、買う価値はあると思います。(ただし、絶版になっているのでネット通販等中古で買うか、図書館で借りて読むしか方法がありません)

  • タイトル通り、マルチメディア時代の著作権の解説本。東大法学部教授の綴った解説本で、明瞭に著作権の本質が語られている。インターネット普及以前に書かれたということもあり、インターネットに言及している箇所は少なく、今日的には読んでいてやや前時代的な感じを持つが、それでも本質的な部分は未だ輝きを失っていない。著作権の、特に私権保護と公共財的扱いとのバランスを図ることの必要と重要性が、特に会社のような私的な組織においても生じると、非常な実感を持って感じさせられた。企業で著作物の制作に関与する者は必読の書である。

  • [ 内容 ]
    インターネット、データベース、CD‐ROM、光ファイバー…。
    マルチメディアに関する様々な動きが、マスコミで報じられない日はない。
    現代社会に大きな変革を迫っているマルチメディアの発展のために、あるべき情報保護法制とはどのようなものか。
    その要諦である著作権を中心に解説しながら、将来を展望する。

    [ 目次 ]
    第1章 著作権とは(知的財産の概念 著作権法の構造 ほか)
    第2章 マルチメディアと著作権(マルチメディアとは何か マルチメディアソフトに関する著作権問題 ほか)
    第3章 著作権法の将来像(著作者概念・著作物概念の変容 著作権概念の変容 ほか)
    [ 問題提起 ]
    本書は、マルチメディア時代の到来によって著作権がどのように変貌するか、という視点から今後の展望を論ずることを目的とする。

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 著作権について詳しいことを書かれている。
    これからこのことについて気をつけていきたい。

  • 著作権などの難しい話を分かりやすく説明し書いてある。

  • ひと通り読んだ感じでは、<br>
    ●平易かつ具体的な文章で解りやすい<br>
    ●新しい技術に対して正確に<br>
     かつ本質的に論じている<br>
     (出版当時から技術の進んだ<br>
      現在でも全く遜色しない内容。)<br>
    ●実にバランスがとれている<br>
     (著作権者・著作物利用者の<br>
      いずれにも偏ることが無い。)<br>
    ──さすが専門家、さすが第一人者である。<br>
    <br>
    それと同時に、 2004年の著作権法改悪でもって<br>
    著作権法の精神が相当に歪められているのだと、<br>
    新たな知識に“かぶれた”頭で漠然と思う訳だ。<br>
    (注:初めて読んだ時に Weblog に掲載した感想。)

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