能力主義と企業社会 (岩波新書 新赤版 486)

著者 :
  • 岩波書店
3.40
  • (4)
  • (11)
  • (26)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 183
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004304869

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フォトリーディング&高速リーディング。
    20年前の本。年功序列への批判。実はこれがバブル崩壊後の企業負担を軽くするための提唱であったことは、時間をおいて想像できる話。当時読めば数字や行く末の不安から、仕事もせずに高級を受け取っている年長者を攻撃するように動かされていたかも。

    新書の古本を読む危うさは、時代の流れから離れてしまうことにあるが、離れているからこそ感じることもあるのだなと思わされた。

  • 授業で

  • 1997年出版
    むしろ能力主義が強かった60〜70年代の日本:アメリカに比べて「人」を評価する職務+職能システム
    80年代に急激に過剰労働時間化

    歴史を追うには『日本の雇用』よりも面白い。

  • 安易な能力主義導入に警鐘を。

  • 「日本型能力主義」の論理と実態と問題点。

著者プロフィール

1938年三重県四日市市生まれ。1961年京都大学経済学部卒業(1969年経済学博士)。1996年社会政策学会学術賞受賞。甲南大学名誉教授。著書に、『国家のなかの国家──労働党政権下の労働組合・1964-70』(日本評論社、1976年)、『新編 日本の労働者像』(ちくま学芸文庫、1993年)、『能力主義と企業社会』(岩波新書、1997年)、『女性労働と企業社会』(岩波新書、2000年)、『リストラとワークシェアリング』(岩波新書、2003年)、『格差社会ニッポンで働くということ』(岩波書店、2007年)、『労働組合運動とはなにか──絆のある働き方をもとめて』(岩波書店、2013年)、『私の労働研究』(堀之内出版、2015年)、『過労死・過労自殺の現代史──働きすぎに斃れる人たち』(岩波現代文庫、2018年)など多数。長年の映画ファンとして、その分野のエッセイストとしても知られる。

「2022年 『スクリーンに息づく愛しき人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

熊沢誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×