メッカ―聖地の素顔 (岩波新書 新赤版 807)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308072

作品紹介・あらすじ

百万人の巡礼がカアバ神殿を廻るイスラーム世界の求心点メッカ、預言者の廟墓の地メディナ。ともにムスリム以外の入域を厳しく拒む。写真家は自らムスリムとなって、二つの宗教都市の素顔を撮った。みずみずしい映像と撮影記録はまた、石油に支えられた原理主義王国サウディアラビアの、矛盾をはらむ実像をも活写する。

感想・レビュー・書評

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  • イスラム教の今が切り取られています。
    イスラム教を知りたい、追体験したい、と思う人にはお勧めします。
    宗教に全く興味のない人には絶対にお勧めしません。
    読んでも絶対に面白くないと思います。

  • 神秘のヴェールに覆われた聖地、メッカの真実の姿。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705465

  • 1964年生まれ写真家が2002年に刊行した、イスラーム聖地を取材した紀行文・写真集。

  • 2013.10.26

    とてもおもしろい
    イスラームの授業はこれを参考に作ればよい
    神の徴はここから
    アッラーとは人間の総意かな?と思った 終わりに より

  • 2013.7.3

  • メッカに巡礼する、巡礼者の写真に圧倒される。

  • イスラム文化の国に長い間滞在したことがないので、いまだに理解できていないムスリム。
    イスラム文化圏は、アジア南部とアフリカ北部を占めているとのこと。

    本書では、メディナとメッカの風景と宗教施設を説明している。
    全体を通して、イスラム文化の理解の手がかりは偶像崇拝が禁忌だということだと感じました。ユダヤ教、キリスト教との共通部分も感じました。
    また、仏教との類似点もみつかりそうな気がしました。

  • ナウシカのドルクの御所はここからとったんだね。
    しかし、その御所(カアバ)に入るとはすごい。
    中にはとくに何も無いというのが偶像崇拝を禁じるイスラム教。

    中心があるようで無い。ネットみたいだな。

  • 信者以外は立入禁止、信者でも写真を撮ったら怒られる・・・
    そんな場所を日本人カメラマンが記録しました。
    自ら、イスラム教に改宗してのぞんだだけあって、本当に心をゆさぶる写真です。
    人が何かに向かっている姿・・・圧倒されます。
    お手軽な新書サイズです。

  • イスラームへの入り口に。
    写真美、引用されているコーランも美。今度挑戦してみます。

  • とにかく写真に驚愕する。
    こんな光景が本当に現実に存在するのかと目を疑わずにいられない。
    特に日本人にはあまりにも縁遠いから、衝撃は並ではない。。

  • メッカに異教徒は入ることができない。
    カメラマンである著者は、イスラム教徒に改宗してメッカへ向かった。
    イスラム教徒の巡礼について、とても詳しく書かれている。
    写真も美しい。

  • よい本。ムスリム以外は入れないサウジアラビアの聖地をいろんな写真で見せてくれる本。

  • すごく良かった!
    というのも、まず写真満載なんですが、普通異教徒が入ることのできな
    いモスクの中まで入って撮影しています。しかも著者はムスリムへ改宗
    して撮影に臨んでいます。
    まずその気合に感動、次にメッカ巡礼というムスリムにとっての人生の
    一大イベントの様子、本当に圧巻です。

    メッカ巡礼について、写真と共に人々の様子がとても分かりやすく描か
    れています。

    イスラムに興味をお持ちの方は、是非!

  • 高校生の時に読んで、イスラームに大きな興味を持ったきっかけとなった本です。人が「祈る」様子はこんなにも美しいのか、とただただ驚くばかりでした。ここからは、まるでテロや戦争といったイメージが思い浮かべられません。だからこそ読む価値があった。あと、写真集ですが岩波新書カラー版なのでお手ごろ価格…!

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著者プロフィール

野町 和嘉(のまち かずよし)
1946年生まれ。サハラ砂漠などアフリカの乾燥地帯、中国、チベット、サウジアラビア、アンデスなどの撮影に取り組み、国内外で高く評価され、米国報道写真家協会年度賞銀賞、土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞、藤本四八写真文化賞など受賞多数。2009年、紫綬褒章受章。

「2022年 『JTBのカレンダー 世界遺産 野町和嘉 2023 壁掛け 風景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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