- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004308782
作品紹介・あらすじ
今世紀最大の問題の一つといわれる水問題をめぐって、ウォーター・ビジネスの世界が過熱している。特に多国籍企業がビジネスチャンスを求めて水資源の獲得や利用の権利を確保するために、世界各地に進出している。日本国内をはじめ、アメリカ・中国などの現場取材を通して、その実態を明らかにし、水はいったい誰のものかを考える。
感想・レビュー・書評
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水問題についての問題提起本。
日本の問題と日本から知る海外の問題について書かれてます。
日本の地名や企業名、商品名など出てきて実感しやすいと思います。
ただすこしページ数が足りない感じ、悪くないけどもう少し深くしてほしかったな、というぐらい。
でも、興味を持たせるという目的は十二分だと思います。
興味ある方は他視点からの本も一度ご参照あれ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/0000225420
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配置場所:摂枚新書
請求記号:518.12||N
資料ID:95030514 -
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10年前の本になるため情報が古くなっている箇所もあるのは否めない。
ただ、本自体は細かい章立てながらも、それぞれに簡潔にまとめられていて比較的理解しやすい。著者がNHKで解説委員まで務めたこともあってか、言うならばNHKのニュース内で放送されるリポートを文章に起こしたような感じである。
バーチャル・ウォーターという考え方は広く知られるべきだと思うが…… -
人間の身体はほとんどが水であります。
だからこそ、人間は水について色々な知識をもっておかなければならない、と言われたので少し方向性が違うように思いましたが水の本ということで読んでみました。
割りと簡単に書かれているので読みやすくはありました。 -
「水戦争の世紀」で話題になったモードバロウの”Blue Covenant”の日本語訳。水危機を背景に急速に成長する水ビジネスについて、私的利益を追求し水を独占する無責任で非民主的な水支配として告発する。水へのアクセスを基本的人権として求め、水条約の確立を目指す主張にはにわかに同意できないところも少なくないとはいえ、水に関する世界規模の課題が1冊にまとめられた本書を日本語で読めることは大いなる時間の節約になるし、一読の価値はある。英語に自信のある方はぜひ原書で。(都市工学専攻)
配架場所:工14号館図書室
請求記号:627.2:B
◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2002658711&opkey=B147995749322133&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0 -
タイトルそのまま、水ビジネスに関する本です。
ボトルウォーターと水道事業の話がメインで、概要は関連する他の書籍と大きな差はありません。
しかし、ここで紹介される事例は初めて知るものが多く、とても興味深かったです。
市場の観点から、現実的に成長の余地がどの程度あるのか、という点にも言及がありました。
オススメできます。