判断力 (岩波新書 新赤版 887)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004308874

感想・レビュー・書評

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  • もう一度読むか。

  • 良いこと書いてあるんだけどなんか自慢げで後半は流し読み。
    責任とらんと判断力は付かんよ。ってのは
    経済学者が具体的な話をしようとして、過去のことを振り返って、こいつらは判断力が無かったとか書いてあるんやけど、具体例は結構アレである。未来から見てコメントするのは判断じゃない。あと判断力を付けるには新聞をスクラップしろって。冒頭でマスコミも判断力が無いっつってたのに。

  • 再読本。
    経営者、政治家そして学者に対して責任観念が無いことを指摘の箇所。自分の間違いを認めること、その勇気を持つべきだと個人的には思うのだが、残念ながらその傾向はますます無くなる方向になってきている。
    新聞の重要性を、ものすごく強調しているが私は同意する。
    ただ、「朝日新聞には新聞記者はいなくなって、新聞社員ばかりになっているのではないか。みんな早くデスクになり、部長になり・・ということばかり考えているのではないか」という箇所に、朝日含めて今の新聞記者は何と答えるのか、良くも悪くも記者次第という不安は続くのだが・・。
    2004年の発刊。インターネットの切り取り記事だけを読む習慣では、自分の関心ある問題しか読まない。全体状況を把握する、そして自分の新しい関心、新しい問題意識を持って判断力をつけるためにも新聞を読むことは必要、の言葉はこれから「差」のつく重要なこととなってくると思う。

  • [ 内容 ]
    長い間独自の判断をしてこなかった日本は、今あらゆる局面で自らの判断を迫られている。
    アメリカ任せの政治家、無責任・無判断の経営者、外国理論輸入業学者などの例を批判的に検証し、判断力習得について具体的に考える。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ★★★★☆

  • スパイ活動にとって最も大事なことは情報を集めることと同時に、その情報を判断することである。その判断力を養うために、日本の古代史まで遡って研究する必要があるというゾルゲの見識には敬服すべきものがある。
    あめり赤は経済的に外国からの証券投資に依存している世界経済の乞食であり、軍事的にはアフガニスタンやイラクなど弱い者いじめをして勝ったと言っているが李丈軍は蚊らしき弱い。学者やエコノミストが判断を間違うことは避けられないが、、間違ったらなぜ間違ったのかということをはっきりさせ、これを読者に知らせ責任がある。
    自分でしっかり考えるためには現実がでおうなっているかということを知らなければならない。自分の頭でまず考える。そのあとで文献を読めばよい。
    現実から学ぶということはすなわち歴史から学ぶということに通じる。現実がなぜこうなったのかということを知るためには、これまでの歴史を知らなければならないからだ。判断力をつけるためには絶えず歴史から学んでいくことが必要だ。

  • 判断力というタイトルから想像していた内容とは
    かなり違ったものだったけど
    (この勘違いはおそらく、斎藤孝さんの●●力を連続して読んでいたため)

    情報に対して判断を下すことの重要性
    (日本人がいかに判断できないのか、たっぷり書いてある)
    判断というか新聞の読みかたなんかが書かれてました。

    収穫だったのは、このところざくざく読んでる本たちの中で
    一筋つながりが見えてきたこと。
    ざっくーりまとめるなら
    なにする「力」にしても、
    自分の力で考えて(そのためにはよく勉強して)
    考えた結果、取捨選択して、
    判断することが重要ってこと。

    あっちこっちの本の中で、私にとってのヒントがあって
    つながってきた感じ。

  •  巷に溢れるハウツー本を読むぐらいならこれを読んだ方がいい。社会問題とかを考えたりする前に、まず本書を取ってみることをお勧めします。

  • なぜ「過去1週間で関心を持った記事」を課題としたか、知りたい方はどうぞ読んでみてください (^^)

    ちなみに、この本は古本屋さんで200円で入手しました。

  • 新聞を読む意味を、本格的に知りたい人は、必読。それについては第?部 147頁からがおすすめ。

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著者プロフィール

奥村 宏(オクムラ ヒロシ)
会社学研究家
1930年生まれ。新聞記者、研究所員、大学教授を経て、現在は会社学研究家。
著書に、『日本の株式会社』『法人資本主義の運命』『無責任資本主義』『東電解体』『パナソニックは終わるのか』『会社の哲学』(以上、東洋経済新報社)、『会社本位主義は崩れるか』『株式会社に社会的責任はあるか』(以上、岩波書店)、『エンロンの衝撃』『会社はどこへ行く』(以上、NTT出版)、『三菱とは何か』(太田出版)、『会社をどう変えるか』(筑摩書房)、『株のからくり』『経済学は死んだのか』(以上、平凡社)、『会社学入門』『徹底検証 日本の電力会社』(以上、七つ森書館)などがある。

「2015年 『資本主義という病』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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