働きながら書く人の文章教室 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 37
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309161

作品紹介・あらすじ

勤めていた工場の廃業によって、小関さんが50年間誇りにしてきた肩書「旋盤工・作家」が消えた。仕事を守りつつ、生活と現実から実感する喜びと悲しみを作品として書くことは、人生にどんな意味をもつのか。いま、自分と社会について深く考えるために文章を書こうとする人々に表現することの精神と方法を、自らの体験をもとに語る。

感想・レビュー・書評

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  • この人の文章を読んでいると「端正」という言葉が浮かぶ。感情に任せて書いたのではない、吟味を重ねて丹念に書かれた文章は、読んでいて大変心地いい。最近ありがちな「泣ける」なんていう感情を押し付けてくるのではない、読めば自分のなかから自然に感情が浮かび上がってくる本だった。文章教室とあるけど、ここで学べるのはハウツーではなく作法や心構え。私は常々ものづくりに携わる人を大変尊敬しているのだが、この本を読んで、その気持ちをさらに強くした次第。

  • 文章教室ではなく、
    読書術
    編集者
    取材
    などなど、文章に関わる出来事。

    最初は、誤訳,誤用,誤植の話題から入っている。

  • [ 内容 ]
    勤めていた工場の廃業によって、小関さんが50年間誇りにしてきた肩書「旋盤工・作家」が消えた。
    仕事を守りつつ、生活と現実から実感する喜びと悲しみを作品として書くことは、人生にどんな意味をもつのか。
    いま、自分と社会について深く考えるために文章を書こうとする人々に表現することの精神と方法を、自らの体験をもとに語る。

    [ 目次 ]
    1 働きながら書く
    2 わたしの読書術
    3 走り書きのメモから教えられる
    4 編集者との出会い
    5 小説の取材、ノンフィクションの取材
    6 町工場巡礼の旅をする
    7 旋盤工・作家のナカグロ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • タイトルは文書教室となっていますが、文書を書く技術等はあまり書いてありません。文章を書く心がけ、気持ちを学ぶ為の本です。

    …いや、学べないな。この人の人生面白すぎるもの。真似は出来ないだろうな。

    そんな本です。

  • bookoff
    2009/8/5
    home

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著者プロフィール

作家、元旋盤工。1933年、東京生まれ。高校卒業後、大田区内の複数の町工場で50年余り旋盤工として働く傍ら、1975年、『粋な旋盤工』で作家デビュー。以降、ものづくりの現場で生きる人びとの人間模様を描いた作品を次つぎと発表。1981年には『大森界隈職人往来』で日本ノンフィクション大賞、2004年には『職人学』で日経BPビズテック図書賞を受賞。また、2003年には、科学技術普及啓発の功績で文部科学大臣賞を受賞している。著書に、『どっこい大田の工匠たち』(現代書館、2013)、『職人学』(日本経済新聞出版社、2012)、『町工場巡礼の旅』〈中公文庫〉(中央公論新社、2012)、『越後えびかずら維新』(小学館、2010)、『町工場・スーパーなものづくり』〈ちくま文庫〉(筑摩書房、2009)、『現場で生まれた100のことば』(早川書房、2008)、『道具にヒミツあり』〈岩波ジュニア新書〉(岩波書店、2007)、ほか多数。

「2014年 『町工場のものづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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