- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309376
作品紹介・あらすじ
イラク戦争をはじめ、アメリカはなぜ国連に敵対的な姿勢をとり続けるのか。国連がアメリカを一員とする世界秩序の中心となるには、何が必要なのか。国際連盟と国際連合の創設時にまでさかのぼりながら、国際機構に対するアメリカの姿勢の変化をたどり、「帝国」と「多国間主義」の相克という現代世界の問題に迫る。
感想・レビュー・書評
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「テロの恐怖とアメリカの暴走」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=K23646 -
国連においてアメリカとの関係は不可避だが、それを国際連盟設立当初から丹念に分析した一冊。
結論はシンプルなのだが、それを丁寧に記述しているので勉強になった。 -
イラク戦争を中心に、アメリカが国連とどのような関係性を持ってきたかを説明。
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[配架場所]2F展示 [請求記号]080/I-3 [資料番号]2005101856、2007102073、2006100725、2006100651
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アメリカと国連の関係に的を絞って
国際連盟から今に至るまでの歴史を振り返る一冊。
アメリカが見せる多国間主義への反発は
国際連盟から続くものであるという解釈や
国連のそのものが非侵略型武力紛争への対処を
充分に想定していないという指摘など、面白く読むことができた。 -
久々に新書でも。
アメリカと国際連合との関係を、連盟創設のころまで遡って説明している。
アメリカという国は、自由という概念を中心にして国をまとめているからこそ、
自由の絶対化がしばしば起こる。そしてそれゆえに、超国家組織の否定ということが基本的なスタンスになってしまう。 -
扱ってる内容の割に読みやすくわかりやすいので、入門書としてオススメ。
気軽に手にとって読める感じです。