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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309390
感想・レビュー・書評
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明治から戦後民主主義までを貫く、日本における「デモクラシーの伝統」
を規定し、その明治期における展開(二大政党制、普通選挙、君民同治
あるいは社会民主主義―「明治デモクラシー」とよぶ)を、思想史的に
叙述した著作。文体は比較的平易で、非常に読みやすい。
ひとつ疑問なのは、日本におけるデモクラシーの伝統の始点が明治維新に
置かれている点だ。また、それ以前は筆者は「王政復古以前の歴史に無知
な近代史研究者」であるがゆえに、あえて言及を避けている。
しかし、デモクラシーの伝統を言うのであれば、近代以前から展開して
いる租税協議権的発想なんかをどう位置づけるのだろうか、という点は
少し疑問に思った。
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迷ったが政治史の本なのでここ。面白い考察だと思うが、著者の悪文がすさまじく憎くなる。