ジャンヌ・ダルク: 歴史を生き続ける「聖女」 (岩波新書 新赤版 968)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309680

感想・レビュー・書評

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  • しっかりと資料に裏付けられたジャンヌ像。当時の裁判記録が残っており、そこから全て解き明かすことができる。等身大の当時の女性である。そこには神秘的な出来事などはない。あるとすれば、「声」に導かれているとしているところくらいである。
    それでも「声」に導かれて、行動をする乙女には神性があり、さまざまなストーリーを考えたくなってしまうのだろう。

  • 物語的なジャンヌ・ダルクではなく、限りなく彼女の実像に近付ける内容だと思います。
    ある程度ジャンヌ・ダルクについて知っているならば、読んでつまらないことはないはずです。
    学校から借りた本ですが、手元に置きたくなっちゃいました。

著者プロフィール

東京都出身。1924年生まれ。1948年、東京大学文学部西洋史学科卒業。フランス史専攻。成蹊大学名誉教授。オルレアン市立「ジャンヌ・ダルク研究センター」名誉委員(1974年~)。主な著書『ジャンヌ・ダルクの神話』(講談社)、主な編訳書R・ペルヌー『オルレアンの解放』、同『ジャンヌ・ダルクの実像』(以上、白水社)、A・ブールド『英国史』(共訳、白水社)

「2015年 『ジャンヌ・ダルク処刑裁判』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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