北朝鮮は、いま (岩波新書 新赤版 1107)

制作 : 北朝鮮研究学会 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004311072

作品紹介・あらすじ

金正日体制の北朝鮮をどう見るか。核開発、後継者、食糧難、そして市場化の模索…。韓国の専門研究者らが、豊富な情報をもとに、この「政治過剰」の国の現状と今後を包括的に、冷静な目で考察する。南北関係のゆくえ、経済改革の明暗から犯罪の変貌、若者らの新しい価値観まで、「未来志向」の立場でリアルに伝える貴重な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705715

  • 北朝鮮では金日成が行ったこと、言ったことは絶対であるから、守らなくてはならない。つまり金日成が無償治療制度を開始したら、簡単に廃止はできない。

  • 所在:展示架
    資料ID:10702359
    請求記号:302.21||Ki61||1107

  • 北朝鮮の実態。少し古くなった。

  • ゲーマーのための読書案内より

  • 韓国のインターネット新聞『Pressian』に北朝鮮の現状について韓国の専門家が寄稿したものを日本のインターネット新聞『リベタ』が翻訳して掲載したものを編集した本らしい。筋の通ったしっかりした分かりやすい論考が多く広く薦められる本。泥沼の核問題については言及を控えめにしている。北朝鮮の変化の方向性が見えるいくつかのメモ●それ自体が‘具体的な’政策はともなっていない先軍思想が主体思想をあいまいに取り入れたものであるように、主体思想は今後はさらに形骸化し名目だけのものになっていくだろう。●未来に核問題が平和裏に解決されたら反帝国主義は、反米反日など具体的な対象を名指しした反帝国主義ではなく一般的な意味での反帝国主義路線を掲げて国内の統率を図ろうとする可能性が高く、民族主義を南北間交流のレベルにあわせ強調するだろう。●最近の北朝鮮の映画、文学作品はこれまでのように革命の優等生ばかりを描いたガチガチの‘社会主義リアリズム’から人民の中に革命精神の緩みがあるのを認めそれを更生させる方向のものが見られるようになった。●02年の7.1措置以降、道・郡単位の経済活動の強化、総合市場や個人の商業活動が合法化され交易による人の移動や、新興富裕層・貧乏人たちの居住地の住み分けに伴い全国的に新しい都市空間がつくられつつある。

  • 韓国から見た北朝鮮を日本語訳にして出している。もととなっている連載が少し古いという難点はあるが、日本からとは違う見方はなかなか新鮮で面白い。実現は不可能だろうが、中国やロシアの立場から見た本があるともっと興味があるのだが。

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