生き方の不平等――お互いさまの社会に向けて (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1245)
- 岩波書店 (2010年5月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004312451
感想・レビュー・書評
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生き方の不平等。人生のうちでどれだけ主体的な選択決定をすることができるか、世代別の貧困に関する考察といったテーマだった。
収集された数値データの傾向から言えること、またさらに深くデータの裏側まで読み通そうとする姿勢、方法は参考になる。 -
[ 内容 ]
いまの日本社会で実際に選択できる「生き方」には、収入やジェンダー、年齢によって著しい不平等があるのではないか。
子ども、若者、勤労者、高齢者というライフステージごとに、その実態と原因について、数々のデータをもとに考察。
生き方の不平等をなくしていく道を「お互いさまの社会」の創出に見出してゆく。
[ 目次 ]
序章 不平等を語る
第1章 ゆりかごが決める人の一生―子どもたちの不平等
第2章 たまたまの勝ち組、たまたまの負け組―若者たちの格差
第3章 稼ぐ人・世話をする人の分かれ道―女の働き方・男の働き方
第4章 蓄積された不条理―高齢者たちの格差
終章 お互いさまの社会に向けて
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
子供の貧困の件、もっと世に広まったらいいのに。
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フローからストックへの課税シフトなどの提言が頭に残った。
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ライフステージや性別などの属性が、貧困やそのリスクとどう関わっているのか、わかりやすくまとまっており、現在の日本を理解するためには、一助になる本。
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誰もが読めるように書いたせいか,思いついたことを書き連ねているといった感じ.若年層に関しては,教育に関して述べるべきであったと思うが,触れられていない.