- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004313090
感想・レビュー・書評
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日本の食糧危機が喧伝されているというのは今に始まったことではありません。しかし、この本を読んでいると現実味が増してきます。
日本の食料自給率が危ない、というのはもはや常識で、海外が一度
「日本にこれ以上食糧は輸出しません」
なんていったら一体どうなるんだろう。そんなことを考えながらこの本を読めば読むほど恐ろしい未来が待っているような気がしてなりませんでした。「血と骨」でキャラクターのひとりである定子が
「腹が減るというのは死ぬことよりもおそろしいんや」
という言葉が実感としてありますので、やっぱり理屈抜きに恐ろしいものです。
まぁ、それはさておいて、この本は、日本経済の見通しが不透明な中で、中国を始めとする新興国の需要増等で穀物価格が高騰し、食糧不足が目前に迫っている。ということを詳細に語った内容です。今まではお金があったから諸外国から食糧を輸入できたけれど、今後はどうなるんでしょうね。今、日本の飽食は文字通り、「砂上の楼閣」だということをつくづく思い知らされました。そして、主に中国が水源を確保するために盛んに日本の山林を買いあさっているという話はやっぱり本当なんだと感じました。
そして、世界的に見ても水不足はもほや顕在化していて、これは行き着くところまで行くだろうと。そんなことも感じましたね。さてはて、どうなることやら。僕にはまったく理解の外にありますが、今できることは国際商品の市場に目を通して、今後どうなっていくのかを見守っていくことしかできませんからね。特に穀物関係は今後も目が話せませんから…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中村 靖彦 (著)
日本経済の見通しが不透明な中で、中国を始めとする新興国の需要増等で穀物価格が高騰し、食料不足が目前に迫っている。輸入大国日本はこのままでいいのか? 農政の目玉政策といわれる「戸別所得補償制度」や自給率向上のための飼料用コメの開発を検証しながら、TPPへの対処など真の食料安保のために必要な政策を提言する。 -
2011/09/26
すんごい雑。
前提条件とか調査とか論理とか。。
感想文って感じ。
途中から挽回してたら申し訳ないけど
読むのやめちゃった。 -
日本の農業が問題だ、というのはわかる。
しかし、それをどうすればいいかというとどうしようもないような気もする。 -
食料自給率でのカロリーペースによる計算方法はおもしろい。
達成目標の好きな日本人であることもよくわかった。
食糧自給・・・というと、つい日本人が「食べる」ものと思いがちですが、ポイントは「餌」ということなのですね。