- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004314974
作品紹介・あらすじ
原発事故から四年目の福島。避難の疲弊、帰還への希望と絶望、賠償や除染の迷走が生活を繰り返し分断する中で、女性農業者たちが取り戻そうと挑み続けるのは、食と農がつなぐ信頼の関係だ。積み上げてきた地域の力と、新たな共感者・挑戦者の連携が拓いた手探りの三年間をふりかえり、その先を目指す人びとの声で3・11後の社会を照らす。
感想・レビュー・書評
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学術的分析の本ではなく、著者2人が現地での活動の中で感じたことをインタビューと共にまとめた本。
現場の葛藤、決して楽じゃないけど、それでも自分にできることをやるという確固たる決意。
原発の問題は原発をなくすことで終わっていいのかと思うし、原発反対を唱える人は震災を単なる踏み台にせず、原発があるということのリアルを正確に訴えていく必要があると思う。
そして、福島はずっと原発のあったところなんじゃなくて、「歴史の中で原発があったことがある地域」であり、変なバイアスで福島を捉えてはいけないとも思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
S611.98-イワ-R1497 300368552
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20150115 食と農。無ければ人は生きていけない。大事な事なのに忘れられがちなのは当たり前にある事を誰かがしていてくれたから。今、できることは感謝する事と各自でできることをやっていくことだと思う。
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12月新着
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勉強なりました。
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確かにたくましい女性たちはいます。
しかし・・・、東電と戦うこともまた必要なことと思われる。
元気で復興する個人個人が行政に利用されないとも限らない。 -
資料ID:C0036186
配架場所:本館2F新書書架 -
自然災害と原発災害の複合災害によって、四重九の被害(津波、地震、放射能汚染、風評)を被った福島県では巨額の復興予算が投じられ損害賠償の支払いが徐々に進んできても、復興は実感を伴ったものになっていない。
コントロールされているのは原発でなく情報であり、震災以前から続いている政府や東電の隠ぺい体質は何ら変わっていない。 -
612.126||Sh