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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004316640
感想・レビュー・書評
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中国史メイン。
古代に造られた鏡の変遷を辿る。
彫られているモチーフや、詩句の使われ方に時代性があるんだよ、という。
流し読みになったので、中途半端なレビューですいません。
「鑑」は本来、金属の皿に水を張った水鏡の意があり、「鏡」は光り輝く金属を意味するという違いは面白い。鑑みるって、そういうことね。
太陽をモチーフにしている呪具だったり、持てば繁栄されると信じられていたり。
自らを写し、また光を反射するという性質を持つ鏡の神秘性について、日本史版も読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鏡の使い道だが、やはり首からぶらさげるか、衣服にとじつけていたのは興味深かった。317~420、東晋における女史箴図巻、手鏡とスタンドの描写と、女官の心得についての警告は興味深かった。
思想であり、魔術であり、プロパガンダであり、政治の道具でもある鏡。正倉院展前の予習になった。 -
友人からもらった本
中国作られた銅鏡の図像のみならず銘文に注目し、銅鏡はどこで、だれが、何の用途でつくったのかを、
日本に多く残る三角縁神獣鏡が作られた時代まで読み解いている。
銅鏡から、それが作られた時代背景が読み解かれている。もう少し人に注目して、間を埋めると歴史小説になりそう。
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