K-POP 新感覚のメディア (岩波新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004317302

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/711790

  • 椅子万のインタビューを以前どこかで読んだが、それと同じようなことが書かれていた。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50110910

  • K-POPをKとPOPに分けて解釈するという論法で分析されていた。韓国の国内事情、外交事情を踏まえつつ、音楽を取り巻く環境の変化が作り上げたKの部分。そしてアメリカを始めとした音楽史の変遷を捉えたPOPの部分。
    K-POPというものは先進国では生まれなかったスタイルなんだろうなという感想を持った。

  • KPOPの現在に至る変遷をわかりやすく知ることができた。
    膨大なチャレンジと文化の融合が今日のKPOPを彩る要素になっていると感じた。

  • K-POPがなぜここまで世界的に売れたのか知りたかったが、J-POPとの関連性やその歴史を丹念にたどってみても分からないらしい。良いものは良いとすればいいのかもしれないが、最近よく聴くことが多いので知識欲は満たせた。

  • K-POPの誕生から、現在にいたる道筋をたどる。J-POPに対抗するような時代から、世界的にK-POPが認められた現在へ。BTS、TWICE、EXO、等々。彼らの音楽を聴かないで本だけを読むことの愚かしさを感じた。

  • CD販売に携わるようになってから、K-POPのCDの異様な売れ方に疑問を抱き始めるようになった。
    カルチャーとしてのK-POPは本当に大好き。でも、商業としてのK-POPは、アイドルを消費している感じもするし、ファンダムの形成方法も、若い女の子たちを消耗させていて、見ていてつらい。もうすこし、お互いに人間らしさを認め合って支援するようになればいいのに、、

  • 歌もラップもめっちゃ上手くて、ファッションもかっこよくてダンスもキレッキレでシンクロしまくり、MV超おしゃれ。これ全部ひとつのチームでやるとK-POPを感じる。本書はそんな感覚をさぐることを目的としている。
    著者は言う。K-POPはメディアであり、そこで媒介されるのは「K(韓国的なもの)」の欲望であり「POP」の欲望である。と。
    韓国にとって新しいサウンドとスタイルを求めようとするKの欲望。
    世界における新しいスタイルと表現を発見し拡張してきたPOPの欲望。それらを同時に欲望するK-POP。
    つまりK-POPはグローバル化もしたが、POPそのものも拡張した。
    POPの古い要素もK-POPというフィルターを通ると全く新しいものとして生まれ変わる。なぜそれは新しいのか。

  • 東2法経図・6F開架 B1/4-3/1730/K

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著者プロフィール

北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授
1976年ソウル生まれ。ソウル大学作曲科卒業。ソウル大学言論情報学科修士課程修了。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門はメディア文化研究、音楽社会学。東京大学情報学環助教、ジョージタウン大学アジア研究科訪問研究員などを経て現職。著書に『Postwar South Korea and Japanese Popular Culture』(Trans Pacific Press、2023年)、『K-POP――新感覚のメディア』(岩波新書、2018年)、『戦後韓国と日本文化――「倭色」禁止から「韓流」まで』(岩波現代全書、2014年)など。

「2024年 『日韓ポピュラー音楽史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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