万葉集に出会う (岩波新書 新赤版 1892)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004318927

作品紹介・あらすじ

約一二〇〇年前に編まれ、古典として親しまれてきた万葉集。しかし実は、ひとつの解釈を拒む歌、よく分からない歌、顧みられなかった歌は数多い。のちの世の評価や解釈にとらわれず、先入観なく歌そのものと向き合えば、古代の人びとの心が見えてくる。万葉集に出会うことで、私たちはほんとうの心に出会うのかもしれない。

感想・レビュー・書評

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  • 万葉集は元々漢字だけで書かれていたので、どのように読み下すかで様々に意見が分かれている。有名なさわらびの歌やかぎろいの歌もそうである。教科書にも載る定説のような読み方にも著者が本来の読み方を求めてチャレンジする。擬人化や家という言葉が持った意味、ユーモアの歌についても扱っている。

  • ふむ

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50251861

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053699

  • 2021年9月13日購入。

  • 東2法経図・6F開架:B1/4-3/1892/K

  • 大谷先生の講座に申し込んだら特典として頂きました。ありがとうございます。

    本書はただの和歌の解説書ではない。
    旧来の解釈を、歴史的文献や万葉の時代の考え方から考え直し、より矛盾の少ない新しい解釈を提示してくれる。もしかしたら今まで知っていた読み方や解釈とは異なるかもしれない。旧来の考え方をロジックで一つ一つ詰めていくさまが面白い。そして真淵説はボコボコである。
    本書では今までと違う新しい万葉集の姿を見ることが出来る。これこそが『万葉集に出会う』ということではないか。

    万葉の時代である飛鳥、奈良時代と平安時代は地続きだと思っていたので解釈もそう変わるものではないと思っていたが、そんなことは全くなかった。時代や人によって考え方は全く違う。もしかしたらもっともっと未来ではまた他の考え方になってるかもしれない。

    本書を読んで、しっかりその時代の出来事を知ることでもっと万葉集を深く知ることができるかもしれないと思った。もっと勉強する。
    あと平仮名ではわからない、漢字からわかる意味もある。原文の方も読んでみようと思う。

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