- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784005006977
作品紹介・あらすじ
物質を構成するもっとも小さい要素は何か?古代ギリシアの原子論にはじまり、近現代の科学的探究により、さまざまな素粒子像が描かれてきた。そして科学者たちはついに、究極の基本粒子をとらえた。素粒子像はこれまでにどんな変遷をしてきたのか、最新像はどんなものか、2008年ノーベル物理学賞の著者が自在に語る。
感想・レビュー・書評
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名大関係のノーベル賞受賞者の著書特集。
理図書 429.6||Ma67 11767890詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イマイチどころか、イマサンイマヨン。
ヘタに面白さを狙ったせいか、本質的な中身が薄すぎて得るものがほとんどない。
コラムが多すぎ。しかもコラムのほとんどが本論の素粒子と関係がない。
最近この手の本を続けて読んでて、個人的にはこの領域の単語がわかるようになってきた、という手応えはあるものの、そうでなかったら全く理解できないか、勝手に勘違いしてるかのどちらか。 -
素粒子については高校の物理で習うことしか知らなかったので、所々に見られる専門的な解説はあまり理解できなかったが、それを抜きにしても豊富な素粒子や科学者に関するエピソードはとても面白かった。
また、最後の章にはこれからの時代を生きる科学者が持つべき姿勢について書かれていて、とても納得させられるものが多かった。これからも時々思い出して、襟を正すきっかけとしたい。 -
三章まで読んだ感想では、素粒子の振る舞いの基本的なお話と、コラムと題された節では単なるエッセイという感じ。
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高校生のころ、雑誌でクォークのことを知りかっこういいと思った。そして、これはもう理論物理学の道に進むしかないと思った。けれど物理学科で学び出したころは、微分積分や行列・ベクトルなどの数学と古典力学と電磁気学。クォークの話に行き着く前に息切れがしてしまった。それでも、陽子と陽子を光速近くまで加速してぶつけるなんて話を聞くと、いまだにちょっと興奮する。素粒子の話は今までも何度となく読んできたけれど、結局はきちんと理解できない(当り前かもしれないけれど)。まあ、その周辺の素粒子発見の歴史とか、いろいろなエピソードを楽しむくらいでもいいのかもしれない。そういう点では私にとっては小柴先生の「ニュートリノの夢」の方がおもしろかったかなあ。著者の原子力発電についての肯定的な発言が気になった。師匠の坂田先生の原子力に関する本も刊行されているので読んでみようと思っている(図書館で注文しているがまだ届かない)。
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配架場所【図・2F知の泉】
請求記号【429.6||MA】
益川敏英講師著書 -
益川さんの人柄が伝わってくる。過去からの物理学者達がどのように彼らの理論をうちたててきたかよく分かった。それにしても益川さんは人生を本当に楽しんでいるんですね。
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429.6 マ 登録番号8765
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ノーベル賞受賞者の益川先生が、素粒子の話しをやさしく書いてくれています。岩波ジュニア新書って、高校生くらいをターゲットにしているので、読みやすくて好きです。
素粒子の話しは難しいけれど、かなりかみ砕いてかいてあるので、ある程度は理解できました。
なにより、益川先生の人柄が感じられて、益川先生ご自身から語りかけられているような気持ちで読めたのが嬉しかったです。