欧州経済史 (岩波現代文庫 学術 41)

著者 :
  • 岩波書店
3.42
  • (1)
  • (6)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 69
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006000417

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 日本を代表する経済史学者・大塚久雄によるヨーロッパ経済史の概説書。とはっきりと言えるような構成ではなく、なぜヨーロッパにおいて資本主義が形成されたのか、というヴェーバー的問題史的視点から経済史を論じている。産業資本にのみ資本主義成立に対する独自の意義を認める見解には、今日ではいろいろな批判が存在するだろうが、方法論的にこの本はいまだ社会科学的必須教養だと言えよう。

  • 資本主義の生産様式への変遷を解説している。
    封建的生産諸関係から移行していき、資本主義の発達(=産業資本の形成)までを理解する上で役に立った。
    歴史に学び、これからの世界ではどのような生産様式(または非生産様式か?)になっていくのか、ということを考えていきたい。

  • 『社会科学における人間』(岩波新書)もおすすめ。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1907年京都に生れる。1930年東京大学経済学部卒業。東京大学助手、法政大学講師、助教授、教授を経て1939年東京大学経済学部助教授、1947年教授。1968年定年退職。東京大学名誉教授。1970年国際基督教大学教授、1978年客員教授、1985年退職。1996年歿。著書『大塚久雄著作集』(全13巻、岩波書店、1969-86)『宗教改革と近代社会』(1964)『生活の貧しさと心の貧しさ』(1978)『社会科学と信仰と』(1994、以上みすず書房)。訳書 マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫、1989)同『宗教社会学論選』(共訳、みすず書房、1972)ほか。

「2019年 『宗教社会学論選 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大塚久雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×