近代日中関係史断章 (岩波現代文庫 学術 206)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784006002060

作品紹介・あらすじ

1972年の日中国交正常化以降両国間の交流は大きく進展したが、相互理解と友好的感情は深まっていない。本書は幕末から日中戦争までのいくつかのエピソードを取り上げ、日中両国がアヘン戦争の衝撃をどう受け止めたか、その後の日本と中国の歴史はどのようにからみあい、両国国民はお互いをどう認識したかをさぐる比較近代思想史の試みである。

感想・レビュー・書評

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  • 幕末~昭和の日本人の中国観の変遷を主に取り上げてました。基本的な中国観は明治から変わってないというのが印象的。当時の日本人たちによる「中国人は海外に出て行って…(略)…経済的には非常に成功する者が多く出てくるだろう」との洞察は、今の状況をみると感慨深いですね…!

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著者プロフィール

1928年生まれ。東京大学名誉教授。中国近代史。『洪秀全と現代中国』岩波現代文庫 2001年、「ユートピアから逆ユートピアへ——中国の場合」『ユートピアへの想像力と運動』お茶の水書房 2001年、「日本人の中国観の変化——幕末・維新期を中心に——」『日中文化論集』勁草書房 2002年。
〈中国古代史説明、第1、2章〉

「2004年 『中国の歴史 中国高等学校歴史教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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