孫悟空の誕生: サルの民話学と「西遊記」 (岩波現代文庫 文芸 50)
- 岩波書店 (2002年3月15日発売)
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感想 : 6件
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- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006020507
感想・レビュー・書評
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西遊記の成立過程を様様な資料から引き出した一冊。
キャラクターや地名などの成立の過程は非常に興味深く面白かった。
ただ冗長な箇所もあり眠気を誘う箇所もあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつの間に岩波に引越ししたんだろ?
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中野美代子教授の西遊記関連図書を読んだり、読み返したりしている。
本書では『西遊記』のキャラクターが成立してゆく過程が解き明かされてゆく。孫悟空に限っても「好色のサル」「閉じこめられるサル」「求法のサル」等々。
第3章「『西遊記』の地理学」で、通天河は実在し、揚子江の上流だったことを知る。
孫悟空のモデルは『ラーマーヤナ』のハヌマーンだと巷間よく言われ、あげくハヌマンラングールが悟空の容姿だなどと暴論まで聞こえてくる。中野教授は否定的で、もっぱら空を飛ぶ属性に注目しているようだ。 -
9/13 読了。
福武文庫版。 -
西遊記好きならこの辺りはよむべし。読みやすいので、とても。
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