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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006022150
作品紹介・あらすじ
没後五〇年を迎える日本映画の巨匠の生涯と全仕事を見つめてきた小津研究の第一人者によるファン必携の一冊。人間小津の軌跡を驚異的な探索力で解明し、歴史の細部の検証をゆるがせにせず、映画史の該博な知識が全篇にみなぎる。上巻ではモダンボーイとして拳闘に熱狂、所属部隊の毒ガス戦への関与など戦前・戦中期の意外な事実の背景も明らかにしている。
感想・レビュー・書評
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小津安二郎ひとりを解説するというのではない。あくまでも周辺を掘り下げることで、主役を引き出そうとしているかのよう。
上巻最後は、日本軍の化学兵器使用にまで言及。小津の軍が使用したと思われることで、彼自身がどのような精神的影響を受けていたか・・というところまで掘り下げている。
映画監督としての魅力をすぐにでも知りたい・・・と思う人には難しすぎるかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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