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- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784006030407
作品紹介・あらすじ
世界恐慌下、一九三〇年の金解禁=金本位制への復帰によって日本は未曾有の経済危機に陥った。時の蔵相井上準之助や高橋是清の財政金融思想と、経済政策の選択をめぐる左右のイデオロギーの相剋を描き、日本がやがてファシズムへと転落しゆく過程を詳細に追究した本書は、出口なき不況の現在を考えるための示唆に富む。
感想・レビュー・書評
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「恐慌」を題材にする岩波新書に、川崎巳三郎『恐慌』というのがあった。岩波新書が復興し23冊目に選ばれたことを知って、恐慌が第二次世界大戦の起因であったと理解した点でもあった。
川崎著が世界恐慌の発生源を分析したのに対して、長幸男『昭和恐慌』は、世界恐慌に誘発された日本の農村社会、とりわけ地主制の行き詰まりと財閥のバブル後の破たんという点が印象的であった。
実は、読み終えて久しくなるが、印象としてなにげなく承知している。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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