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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022142931
感想・レビュー・書評
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前作の勢いをさらに増し、濃い味つけでふるまわれるTV局のお仕事漫画続編です。マスコミ業界の華やかさを期待していると足元をすくわれる、むしろ背中から蹴飛ばされて突き落とされかねませんが、この濃い面々が己れと仕事道に嘘も偽りもなく堂々と邁進する姿は潔いものです。まぁ、仕事放り出してパチンコ行っちゃうひととかいましたが。
厭なことばかりを厳しく言う教育係さんの、しかし正論しか語らないまっすぐさとか、いいですよね。
もちろん各所で笑わせてきます。TV業界の事実を描いたら、外側からだと笑い話になってしまう感。嫌いじゃない。
現実に即して語られる話であり、一冊のノンフィクションでもある物語として最後をきれいにまとめたくもなる気持ちはよくわかるのですが、でもいい話としてまとめていく最終話にもうちょっとパンチ力が欲しかったなと…贅沢な注文かもしれませんが。
登場人物ひとりひとりが生きてきて(生きていて)、筆者もそのなかの一個の人間として登場して物語る。だから、教訓とまではいかずとも、いままでの荒唐無稽に意味を見出したくなるんですが、個人的にはそれでもやっぱり、笑いに徹してほしかった気がするのです。部外者の無責任で贅沢な期待です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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