愛しの座敷わらし

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504241

感想・レビュー・書評

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  • 2009/4/28 読了。

  • 正直、最後の最後に「やられた!」という感じ。

  • ほのぼのして、面白かったです^^

  • 「無理」は言葉で言うものではなくするもんだ。

  • 父親の転勤で都会から田舎の古民家に引っ越してきた家族のお話。
    父親と母親、中学生の姉と小学生の弟、おばぁちゃんの5人は、その家に住む座敷わらしの存在によって少し変わった。
    ちょっと寂しく楽しく夢のある話です。

  • 生まれてすぐに家族になるわけじゃない。一緒にいるから、家族になるのだ。東京から田舎に引っ越した一家が、座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻してゆく、ささやかな希望と再生の物語。朝日新聞好評連載、待望の単行本化!

  • 「いにしえの座敷わらしは幸せ呼ぶ、左遷家族いなか暮らし知る」

  • とにかく座敷ぼっこが愛くるしい。悩みを抱え、バラバラになりかけた家族が、一つになっていく展開は、荻原浩らしい。ハッピーエンドも良かった。

  • 【2008/12/9 読了 図書館】

    ある古い家に引っ越してきた家族の物語。その家族がみんなどことなくかわいらしい。
    抱える問題は簡単ではないけれど、座敷わらしの存在をを通じて少しずつ繋がったこの家族だったら明るく越えていけるだろうと思えた。座敷わらしの少し悲しい由来には、心が揺れた。

  • 突然の転居先は田舎のお屋敷ー。
    あれ?誰も居るはずのないのに、小さな人影がみえるーー。

    ホラーでは一切ありません。
    むしろ、家族愛の物語。

    ただいるだけの座敷わらしが、なぜかこの家族を見事再生してくれる、ほのぼの話。
    結末まで見事に予想通りでしたが(笑)それだけ安心して読めるお話です。

    いや〜でも、「座敷わらし」って、ああいう時代背景から誕生したって知らなかったよ。
    こわがっちゃ、かわいそうだねえ。むしろ愛してあげなければ。

  • 2008-12-02読了

  • 転勤のため、東京から田舎に引っ越した一家が、
    座敷わらしとの出会いを機に家族の絆を取り戻していく物語。

    ここに登場する座敷わらしが、なんともいえない可愛らしさで、
    ぎゅっと抱きしめたくなるほどの、愛しさを感じるのです。

    これは、作者の表現力の賜物だと思うのですが、
    細部まで、手に取るように、描写されていて、
    寂しげで、儚げで、愛らしい座敷わらしが登場するたび、
    哀しくもないのに、なぜだか涙が出てくる。。。。

    この家の主婦・史子が手鏡をのぞいた時、
    そこに映った座敷わらしが鼻ぷくちょうちんをつくって眠る、
    幼く、あどけない顔の、なんと、すばらしい表現!

    さすが、荻原さん!やっぱり、あなたはすごい!
    。。。。。。なんて、感動したわけです。

    我が家にも、座敷わらしが住み着いてくれたらいいのに。。。
    なんて、思わずにはいられない、そんな物語です。

    おすすめです!!

  • 最近の中学生はケータイがあるから人間関係が大変だなと思った。

    …感想が書きづらい本である。
    書こうと思えば自分もこうゆぅ小説書けるんじゃなかろか、と思ってしまう。
    つまらないわけではないから読みやすいわけなんだけど、うーん…。
    インパクトが薄いのかな。「座敷わらし」という題材負けをしている感じ。

    座敷わらしが出てくるシーンが楽しみだった。
    「きゅ」と鳴いてかわいい。
    でも最後の台詞、少しホラー。笑

  • タイトル通りのお話ですが、本当に愛しい。
    まさかのハッピーエンドも嬉しい。

  • 特に派手な展開があるわけではないけれど
    田舎の家に棲みついている座敷わらしとその家に越してきた家族との
    かかわり方がとても優しくて 読んでいてすごく心地よいお話でした。
    なんといっても座敷わらしがとってもカワイイんです。
    ラストのオチにもフッと暖かいものが灯ってくるような終わり方で
    面白かった。やっぱりいいなー荻原浩さん大好きです

  • 中学生1−2にも紹介済み。2度読み

  • 文章の書き方がちょっと気になった。

    座敷わらしの描写がかわいい。

  • 東京から田舎の一軒家に引っ越した家族の話。父・晃一は冴えないギャグを飛ばしながら、サービス残業に追われる日々。妻・史子は専業主婦。義母・澄代が認知症ではないかと不安を抱え、喘息もちの息子・智也のことも気がかり。中学生の娘・梓美は友達の輪にうまく溶け込めない。そんな5人家族が引っ越した先には座敷わらしがいて、家族は騒動しながらも絆を取り戻していく。長編だがまったく飽きることなく最後まで読んだ。笑いあり、悲しいエピソードもあり、なにより座敷わらしが愛らしい。面白い。文句なし。お勧め。

  • お・面白かった。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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