- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022512734
作品紹介・あらすじ
成功の果てにある地獄じみた世界、奇跡のような輝き、静かな悲哀…映画は、いつも私たちに思いもかけぬものを届ける。朝日新聞紙上で15年以上つづく、映画評からはじまる名エッセイ第二弾。1999年から2007年までの90篇を収載。
感想・レビュー・書評
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どれも短く端的にまとまっていて、映画が見たくなる。
大御所作家ということを感じさせない、率直な若々しい意見なので、読む方も素直に読める。あとがきにもあったが、あまり悪い面は記載しないようにしているのだと思う。
ドキュメンタリー映画については、さすがに辛口。誰でも自分が得意なものには、点が辛くなるものですね。
以下、いくつか気になる映画があった。
・あの娘と自転車に乗って
・ナビィの恋
・ショーミーラブ
・うちへ帰ろう
・ザ・カップ
・こころの湯
・蝶の舌
・魔王
・チャック&バック
・血の記憶
・インザペッドルーム
・ダークブルー
・8Mile
・藍色夏恋
・エヴァとステファンとすてきな家族
・殺人の記憶
・21グラム
・ウィスキー
・そして、ひと粒のひかり
・天空の草原のナンサ
・太陽に恋して
・ココシリ
・トランスアメリカ -
沢木耕太郎が映画を批評する。読んだ人に「映画を見てみたい」と思うように書いたという。彼が言うように、紹介された映画評を読んで、映画を見てみたい気分になる。そのほとんどが古い映画なのですでに見ている映画もあったが、自分と違った見方をしている。紹介された映画で気に入ったのはDVDを借りて見てみようと思う。
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朝日新聞に連載されていた映画評。一部は書籍化されていたので再読。
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一部の例外を除いて、質の高い映画が、製作国問わず紹介されてるので、ガイドとして有用。但し15年ほど前の作品のラインナップ。ネタバレをせずに作品のテーマと面白さを伝える技術も読みどころ。
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こっちの方が観たことがあるのが多かったからか印象に残ったし,にやりとさせられるところも多かった。ロストイントランスレーションの批評がいちばん印象的かな。
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著者の映画鑑賞備忘録。余りそそられない。
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三度 楽しめる
観たことのある映画を
こんなふうに解釈してもらえる 楽しみ
まだ観ていないけれども
きっと 観るだろうな
と 思わせられる 楽しみ
そして
観ることはないだろうけれども
あぁ こんな映画なんだろうな
と 勝手に 想像する 楽しみ
まさに 読む「映画」ですね -
『銀の街から』の続編。ひとつの作品を4ページで紹介している。最近、映画を観なくなってしまっていたが、この本を読んだのをきっかけに棚の奥から『光の旅人』のDVDを引っ張りだして、ついつい観てしまった。