「奴隷」になった犬、そして猫

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022516565

感想・レビュー・書評

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  • それなりの規模のショッピングセンターに行けばしばしば目にするペットの店頭販売。その背景にどのような「闇」が広がっているのか、そしてその状況を改善するために国がどのような努力をしているのか、していないのかを丹念に取材した記録。主に犬の生体販売でどのような悪質な事例があったのかという話とは別に、改正動物愛護法の立法過程においてどのような思惑が交錯していたのかが詳しく書かれており、具体的な政治過程の分析としても面白い。

  • 資本主義ビジネスの「資本の部品」として大量生産,「選別」消費,大量「廃棄」される「犬達」と「猫達」の地獄に関する「日本の現実」のお話.

  • 請求記号 645.6/O 69

  • 猫ブームの裏側で生体販売ビジネスの犠牲になる猫たち。狭い檻、アンモニア臭、1日12時間の照明で年3回の増産、幼く社会化できる前に親から離す、遺伝的にひ弱でも人気の猫種、衝動買いの結果の飼育放棄・野良猫化…。法規制をめぐる業界側、自治体、愛護団体の動き。

    法規制に関してかなり詳しく取材されています。普通の飼い主さんはあまり法は意識していないんじゃないかと思いますが、ブリーダーなど業界が相手となると、法律や条例の力って大きいんですね。5%くらいでも。

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著者プロフィール

東京大学法学部教授

「2023年 『行政法研究 第49号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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