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- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022568397
作品紹介・あらすじ
光学装置と絵画の結婚。失われた板絵の謎を解き明かし、遠近法の祖ブルネレスキの創作の秘密に迫る新仮説。
感想・レビュー・書評
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実家に積読してあったのを正月休みに読む。購入当時は、読み始めてすぐに挫折。今回はルネサンスに関する本を読んだかいもあって、完読。透視図法を発明したブルネレスキが、光学装置を使用したのではないかとの仮説。
透視図法をに至る前段階についての考察も興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遠近法関連最後は遠近法の祖と呼ばれるブルネレスキ一人に焦点を
絞り、彼の描いたフィレンツェのサン・ジョヴァンニ洗礼堂の板絵
が、ただの「絵」ではなく光学装置を用いた一種の覗きからくり、
透視装置であったのではないか?という本。線遠近法において
その理論が発展する前に光学装置を使った透視装置があったという
説はとても説得力があると思うのだが、それでもなかなか認め
られるには至っていないようだ。
下手なアシスタントでもトレース台使えばそれなりの絵が描けて
しまうという実例を身にしみて知ってる者としては、すんなり
受け入れられる説なのだがなぁ(苦笑)。
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