作品紹介・あらすじ
なんで自分ちの屋根にタンポポを植えたんですか?話せば一冊の本になるほど長いから、こうやって書いてみたわけで。
感想・レビュー・書評
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元東京大学の建築史学のセンセーで、オフコースの小田和正と東北大学工学部建築学科で同級生。
第一作目は故郷の神長官守矢史料館。
第二作目が国分寺市の自宅の建て替えのタンポポハウス。
あの2階建ての外観から想像できなかったが、
総コンクリート造りで、
打ち込んだボルトにステンレスの角材をつけ、さらに
鉄平石をステンレス針金で結わえた。
そこに、ステンレス製パンチングメタルの箱にビニールを敷いて、日本タンポポを植えた。
日本タンポポは、偶然、近所の林に群生していたもの。
クラーク博士が持ち込んだ西洋タンポポに駆逐されやすく、額のそりの有無でしか区別できない。
室内は、故郷の材木屋や実家で手に入れた桐、桑、ナラなどの木材を利用。
ナラ材の床と壁は、収縮による「すき」が1年間の工期中に最大で4cmでた。
それを白い漆喰で埋めたのが問題解決のアイデア。
壁も床もプリントされた工業製品が主流の今の建築。
設計は建築事務所をひらいている教え子。
一流の職人をも悩ませ工費はいくらだったのか?
浜松市秋野不矩美術館、高過庵も興味深い。
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これは、何故か手元にないのだけれど、
日本を代表する建築家の一人、藤森さんの
自邸タンポポハウスが出来るまでの過程を書いた本です
名前の由来は、屋根の上にタンポポを植えているから
藤森さんのイラストなどもあり、文章もユーモアたっぷりで
面白かったなぁ
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:527||F
資料ID:59901323
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建築学生になる前に朝日新聞日曜版連載を読んで、てるぼうのことを知りました。
特に建築専門書というわけでなく、読みやすい本です。
藤森照信の作品