沖縄の決断

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022574497

作品紹介・あらすじ

前沖縄県知事の証言。基地問題をめぐる政府との交渉の舞台裏と新事実-。村山富市元首相・吉元政矩元副知事ら33名の証言を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 大田知事の自伝かつ知事在任中の8年の内幕。さすがに経験者の自伝というのは生々しさがすごい。戦争経験についても、これがあるからこその人生観なんだなと思い知らされる。
    アメリカよりも日本を信用していなかったこと、地位協定改定について河野外相から無下にされたこと、代理署名拒否の経緯など、当時まだ子どもだったけれどもなんとなくは覚えている事柄が生々しく蘇ってきて非常に興味深く読めました。
    歴代知事のこういう自伝があると、それで沖縄の歴史が分かる気がする。
    人から借りていたのでばーっと読んだけど、しっかりと自分で購入して読むべき本のひとつだと思う。

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著者プロフィール

1925年、沖縄県久米島に生まれ。1945年、沖縄師範学校在学中に鉄血勤皇師範隊の一員として沖縄守備軍に動員され沖縄戦に参加、九死に一生を得て生還。戦後、早稲田大学を卒業後、米国シラキュース大学大学院でジャーナリズムを学ぶ。修了後、琉球大学社会学部で教授として研究・指導を続ける。1990年、沖縄県知事に就任、2期8年務め、平和・自立・共生をモットーに県政を行う。「平和の礎」や「新沖縄県立平和祈念資料館」「沖縄県公文書館」などをつくった。2001年、参議院議員(1期6年)。知事退任後、大田平和総合研究所をつくり平和研究を続ける。現在は同研究所をもとに設立した特定非営利活動法人・沖縄国際平和研究所理事長。

「2014年 『辺野古に基地はいらない!オール沖縄・覚悟の選択』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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