恋愛の国のアリス

著者 :
  • 朝日新聞社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022579546

感想・レビュー・書評

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  • 「僕には今しか信じられないのです。永遠さえ、今という刹那の中にしか感じとれない」

    トランプとタロットの体裁で綴られるエッセイ集です。正統派恋愛の哲学! と銘打たれるわりには、野ばらさん本人も言うとおり、なかなか尖った内容のエッセイもありますね。後半のタロットの各内容は、エッセイと言うよりは散文詩な気もします。(だから好きです。)感情の機微を表現し、寄り添いながら、「死んではいけない」「己を貫き通せ」と言葉を書けてくれる本書に、どれだけ救われたでしょう。

  • 小説だと思ったらエッセイでした。

  • 全体を通して嶽本野ばらさんの世界観がよくでていて、とてもよかった♡

    私的には、前半の「ハートの国のアリス」の方が好き!
    特に「香水、着替えぬ」「アイドル、用意する」「寂しさ、比例する」「満月、意見する」はなるほどと思った。

  • 前半は面白かった。けど、高校野球のくだりはちょっと納得出来なかった。考えが人それぞれなのは理解してるけど。
    タロットモチーフの後半は一気に読むペースが落ちて難儀した。

  • 後半のタロットカードの物語が面白かった。

  • 野ばらさんの世界観、好きです。

  • 不思議なキャラの野ばらさんですが、確かに一部の女子には支持されるのわかるなぁ。


    乙女のカリスマなのにたまにガラ悪いし。

    デートにデニムで行く女子は頭突きされるらしいですよ。

    大麻?か何かで捕まってしまったみたいやけど、またあの濃いトークを聞きたいような。

  • 嶽本野ばらによるエッセイ集。
    時には「極端な意見だ」と思う箇所はあるが、そこに著者の一貫性を見ることができる。
    自分の美徳をつらぬく姿勢は
    まっすぐな背中とどうどうとした歩き方を連想させる。

  • 前半のエッセイはおもしろかった

  • 既読。

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著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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