橋はなぜ落ちたのか: 設計の失敗学 (朝日選書 686)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022597861

作品紹介・あらすじ

次に落ちる橋はどれ?落ちると知りながら作られる橋はない。設計にひそむ落とし穴を実例にまなぶ。

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID:20107463
    請求記号:513.1||P
    過去の失敗から学ぶことは大事だと思う。

  • すばらしい設計も、時間の経過とともに朽ち果てる。「回転扉による子供の圧死」や、「原子炉のひび割れ事件」なんていうのもこの例であろう。このような問題を克服するために、作者は歴史を学ぶ重要性を説く。至極ごもっとも。すべてのエンジニアに読むことを勧める。

  • 名著。

    要点:上手く機能している建築様式は、その成功の連続によって規模を拡大し、いずれ破綻するという法則。まるで「ピーターの法則」(人は能力の限界まで出世するから組織構成員は全員無能になる(ほんとかよ))ですね。

    >本書は、工学の教育課程で、歴史上のケース・スタディーをもっと広く活用していくべきだということを論じるものである。
    →「デザイン」でも同じことが言える。結局「デザイン」は「設計」という意味で工学的設計と通じているので。

    >失敗という概念は設計プロセスの中心となるもので、失敗を避けようと考慮することではじめて、設計の成功が成しとげられる。

    >成功は事実上リスクなしに模倣できるが、失敗についての適切な視点を組み込んだ技術的方法を適切に応用することによってのみそれを拡大することができる。技術は、事前、事後の失敗分析によって進歩し、技術の方法の中心には、現実あるいは想像上の失敗を理解することがある。

    類書:ヘンリー・ペトロスキー著『フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論』
    http://booklog.jp/users/zerobase/archives/4582766935

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