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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022597878
作品紹介・あらすじ
「七度の餓死にあうとも、一度の戦いにあうな」-「飢餓も恐ろしいが、戦いの方がもっと悲惨だ」。私たちの意表をつくこの格言の真実を、ことに飢餓と戦いの続いた日本の中世史のなかにさぐる。
感想・レビュー・書評
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戦国時代の飢饉対策の数々。徳政令の慣例、寺の増築や改築の公共事業としての側面や、麦が免税作物とされているなど、飢饉と戦う社会が見えてくる一冊。巻末資料を見ると、本当に毎年のように飢饉があるのが分かる。
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歴史の時間に読んだ方が良い。応仁の乱で何故神仏の類が壊され続けたのか、何故飢民がそこまで溢れたのかの推敲が良い。
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中世の戦争の悲惨さと、無法地帯ぶり、したたかな農民たちや、戦争奴隷など、群雄割拠する戦国武将のイメージしか無かった中世世界の実態が興味深かった。
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