街道をゆく 2 (朝日文庫 し 1-3)

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022601728

感想・レビュー・書評

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  • 合間にはいるおしゃべりが興味深くて何回も読み直してしまう。司馬遼太郎の好奇心に追いつきたい。

  • シリーズの中でもお気に入り!

    これを読んで扶余へ行った。
    といっても過言ではない。


    ホテルでマッサージを頼み、不当な金額を請求された時に
    「わが敬愛する朝鮮民族よ」とつぶやいた、という記述に司馬さんのこの国への愛情や敬意を感じた。

    私は慶州の遺跡大好きなんだけど、司馬さんは百済派なんですね。


  • 「こっちからも日本へ行っているだろう。日本からもこっちへ来ている。べつに興味をもつべきではない。」
    詰まるところは、ある翁のこの発言に収斂します。とても重く考えさせられます。本書は『街道をゆく』シリーズの中でも、現代日本に生きる人間が読むべき紀行文の一つと思われ(とは言っても本シリーズ、数冊しか読んではいないのですが、、、でもだからこそ猶更本書は必読とも思えます)。

  • 1冊目。

  •  紀行(きこう)は、旅行の行程をたどるように、体験した内容を記した文とある(wiki参照)が、司馬遼太郎の「街道をゆく」は旅先の歴史を語る旅でもある。なので、カテゴリは世界史または日本史に分類した。

  • 韓国旅行を前に再読です。任那・加羅、新羅、百済といった古代国家の故地や、秀吉の朝鮮出兵時に李朝に投降して仕えた日本将兵の子孫が住む降倭村等の農村地帯を巡る旅。司馬さんの描く1970年代初の農村は、古代に戻ったような感覚で、非常に魅力的。実際に李朝末期生まれの方も存命だった時代で、日本統治時代を飛び越え、多分にそういう空気を持っていたのかも。今はそんな感じは残っていないのでしょうけど。

  • 14/6/15読了 20/1/24再読

  • なぜ朝鮮に金姓が多いかを知ったときは大感動。
    一人で興奮して、友達に語ったがよく伝わらず。

    「おまえはだれだ」
    「ムンク(銀)だ」
    モンゴル人かっこよすぎるだろ。

  • 司馬遼太郎のいうとおり、昔は国家の概念はないので
    朝鮮やモンゴル・日本とかの人種が色々混ざっているのは当たり前で誰が何を教えたとかナンセンスだよね。

    というマインドがあれば楽しめます。

  • 神道というものの原型が朝鮮から来たか、表現を変えれば共通の時期があったと創造することは自然なことである。
    韓国から言えば肯定というのはこの宇宙にただ一人しかないのである。中国の皇帝であった。韓国の王家は一階級下の王である。
    朝鮮人はどこから来たのであろうか?常識的には北方の満州から来た。
    礼教では、人前では裸にならない。
    ソウルの都市文化は大阪と似ている。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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