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- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022606235
感想・レビュー・書評
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本から
・情緒というものは他人が与えようとして与えられるものでは
なく、他人の情緒豊かな姿を自らの情緒に感じて、
自らのうちに熟成させていくものです。
・いじめ―けんかー反抗の三つは、育児の中心課題です。
対立はその最中にはあまり気分のよいこととは言えません。
そこでついつい対立を避けることばかり大人は考えます。
しかし、これを回避することは育児を放棄するに等しいのです。
・反抗というのはどの年齢にも存在しており、反抗するべき
時期があると規定して考えるのは変なことに思われます。
子供たちは本来親からみれは、反抗しながら育ってゆく
ものなのです。
・反抗とは、子供が自分なりに確かめながら自分の力で
世界を広げてゆこうとする成長の力を大人が押しとどめようと
する時に子供が示す抵抗なのです。
・人間は他者と一体でありたいと願いと、他人に干渉されず
一人で生きたいと願いと併せ持っています。この両者が
同時に満足させられることは中々難しいものです。成長の
過程では、他人に依存しつつ自分自身を確実させる傾向の
強い時期と、他人から離れつつ孤独感に耐えようとする
時期が生じてきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示