週末沖縄でちょっとゆるり (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.19
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本棚登録 : 101
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022618061

作品紹介・あらすじ

アジアが潜む沖縄そば、脊髄反射のようにカチャーシーを踊る人々、マイペースなおばぁ、突っ込みどころ満載の看板…日本なのになんだかゆるい沖縄には、いつも甘い香りの風が吹く。基地問題で揺れ、LCCが離島にも就航した沖縄。島の空気をいっぱいに吸い込む週末旅へ。

感想・レビュー・書評

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  • バックパッカースタイルの旅作家である下川裕治さんによる週末沖縄旅の魅力を伝える一冊です。タイ通のイメージがある下川氏が沖縄もアジアだ、と以前から言っているのは知っていましたが、私自身が沖縄は結局日本だし高いし、という先入観でこの本は敢えて読んでいませんでした。読んでびっくり、沖縄には本州にはない空気感があり、また東南アジアの魅力に負けない南国的な楽しみがあるのではと思いました。今はただ沖縄に行きたいです。

  • 今すぐ沖縄に行って沖縄そばを食べたい!あのムンとした空気が恋しい!と読んでいてワクワクして来ました。昔からそこにある沖縄の良さやちょっと変なところがそのまま載っていて、こんなガイドブックがほしいなぁと思いました。陶治処風庵はぜひ行ってみたい。

  • 昔ながらの沖縄そばを追い求めるお話。
    沖縄そばを食べたことがあるけど、あまりおいしいものではなかった。
    もしかしたら、あれが下川さんの追い求める味だったのかもしれない。

    下川さんの原稿が少な いということで★を減らした。

  • ・今の沖縄そばは沖縄そばではない。那覇そばだ。旨くなっているが、もっと柔らかくて噛んで食べるものだった。三角食堂は昔ながら。

    ・カチャーシー踊れない

    ・LCCが出来ても絡みで高いの乗らなきゃいけない沖縄人

    ・なぜ米兵を基地を憎まないか? 「それでも公務員は、基地反対って叫び続けるんですよ。それがあってこその予算なんだから、やめるわけにはいかないでしょ」
    〝沖縄は戦争の犠牲になった。しかし、本土の人々が、加害者意識に縁どられた視線をいくら向けても、沖縄の人が豊かになるわけではなかった。沖縄の人々がほしいのは、同情ではなく、島が生きていく方法論だった。〟

    ・パイパティローマ=南波照間島。星の島。南十字星観に行きたい‥‥

    ・コザ、米兵問題でもう廃れてしまい、地名も今は沖縄市だ。地名とともになくなるのかな

    ・食堂やスナックに挑戦、したいな!

    具体的なゆるりする情報は少なめかなあ。スポットを当てた特集のような。

  • 303

    このまえ読んだアジアの日本人街の本かいた人だって気付かずに読む。
    どっちも千代田の返却されてすぐコーナーにあったから、同じ人がかりたものなのかも。
    沖縄いきたい。ソーキそば、本物のやつ、食べる麺のやつ、食べてみたいなぁ。
    どこが週末沖縄なのかは、正直よくわからなかった

  • 日本なのだけれどなんだかゆるい沖縄。そんな沖縄の戦後の変遷を20年以上沖縄に通い続ける下川氏が語る興味深い一冊。沖縄そば、カチャーシー、LCC、市場、コザ等々彼の視点は普通の「沖縄病患者」を超えていた。

  • 週末アジアシリーズの沖縄編。食、文化、歴史、地域まで著者ならではの着眼点とテーマで沖縄の魅力を伝えている。意外と知らないことが多かった。

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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